株価予想

6723 ルネサスエレクトロニクス

2025年3月28日 株価
始値
2,273
高値
2,303
安値
2,216
終値
2,238
出来高
7,785,000
6723ルネサスエレクトロニクスのチャート
オシレータ分析 トレンド分析 予想レンジ
オシレータ分析 中立 トレンド分析 下降
予想高値
2,400
予想安値
2,100
みんなの予想
上がる
100%
下がる
0%
平均予想株価
4,620円

この銘柄の株価は

上がる 下がる
予想株価

6723 ルネサスエレクトロニクスの投資戦略

6723 ルネサスエレクトロニクスの株価は、オシレーター系指標では中立圏で推移しています。トレンド系指標は下降トレンド継続中で、戻り売りゾーンです。オシレータ系指標は「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」を示すテクニカル指標の総称です。一定の範囲で動くため振り子系指標とも呼ばれます。RSIやストキャスティクスが代表的です。トレンドフォロー系指標は、株価が上がり続けると指標も上がり、下がり続けると指標も下がるタイプです。移動平均やMACDが代表的です。

6723 ルネサスエレクトロニクスのテクニカル売買シグナル

株式売買シグナルが点灯しています。このページ下部のオシレーター分析、トレンド分析、チャート分析でご確認ください。オシレーター分析、チャート分析では変化点をキャッチした日に売り買いサインが点灯、トレンド分析では現在の方向を矢印で示します。

6723 ルネサスエレクトロニクスの関連ニュース

  • 2025/03/18 10:29
    【注目銘柄】車載SoC市場で激化する競争、次世代製品で攻勢
    (6723)ルネサス エレクトロニクスが、自動運転などに対応する次世代車載SoC「R-Car X5H」のサンプル出荷を2025年上期に開始する計画だ。この動きは、急速に進化する自動車の電子化に対応するため、半導体メーカー各社が激しい開発競争を繰り広げている状況を反映している。

    R-Car X5Hは、第5世代R-Carシリーズの第一弾製品として位置付けられている。TSMCの最先端車載用3nmプロセスを採用し、5nmプロセス比で30〜35%の低消費電力化を実現した。このSoCは、ADAS(先進運転支援システム)、IVI(車載インフォテインメント)、ゲートウェイなど、複数のアプリケーションに対応可能な高性能チップとなっている。

    性能面では、1000K DMIPSを超える高性能コンピューティング能力、最大400 TOPSのAIアクセラレータ性能、4 TFLOPSのGPU処理性能を誇る。さらに、32個のArm Cortex-A720AEコアと6個のArm Cortex-R52コアを搭載し、ASIL Dレベルの機能安全性をサポートしている。

    ルネサスは2025年上期にサンプル出荷を開始し、2027年下期に量産を開始する予定だ。この製品は、SDV(ソフトウェアディファインドビークル)時代に求められる高性能を実現し、自動運転レベル3の制御をフルサポートできるレベルにあるという。
  • 2025/02/25 08:30
    【注目銘柄】グローバル戦略で成長加速、時価総額6倍へ
    (6723)ルネサスエレクトロニクスは、近年の積極的なM&Aとグローバル人材の活用を通じて、急速に成長を遂げている。特に、旧勢力を排除し、新たな経営体制を構築した柴田英利CEOのリーダーシップが注目される。

    ルネサスはこれまでにIDTやDialog Semiconductorなど海外企業を買収し、それらの経営陣や人材を積極的に取り込むことで、技術力と組織力を強化してきた。買収先のマネージャーを経営陣に加えることでモチベーションを高め、買収の相乗効果を最大限に発揮している。これにより、同社はグローバル市場で競争力を大幅に向上させた。

    同社の海外売上比率は約80%に達し、特にアジア、中国、インドなど成長市場からの受注が増加している。こうしたグローバル化は、日本人比率が過半数を下回るほど多様な人材構成によって支えられており、真のグローバル企業としての地位を確立している。また、自動車分野では車載半導体で世界トップシェアを持ち、ADASやxEV向け製品が売上成長を牽引している。

    2030年までに時価総額を2022年比で6倍に引き上げるという目標も掲げており、特にインド市場やAI関連技術への対応が今後の成長ドライバーとなる見通しだ。

    https://www.asset-alive.com/thema/?mode=show&tid=6723

  • 2025/01/10 13:47
    【注目銘柄】新技術で電力ロスを3割削減!EV市場で優位性を拡大
    (6723)ルネサスエレクトロニクスが、電力損失を従来比で約3割削減した新型パワー半導体「RBA300N10EANS」と「RBA300N10EHPF」の量産を開始した。これらの製品は、同社が新開発したスプリットゲート構造のプロセス「REXFET-1」を採用し、オン抵抗やゲート・ドレイン間の電荷量などの特性を大幅に向上させた。

    電力ロス削減はもちろん、効率的な電力管理が求められる電気自動車(EV)や電動自転車、充電ステーションなどの性能向上に大きく貢献すると期待されている。

    新製品は、業界標準のTOLLおよびTOLGパッケージを採用し、他社製品とのピン互換性を持ちながらも、従来型のTO-263パッケージと比較して50%の小型化を実現している。また、TOLLパッケージにはウェッタブルフランク構造を導入し、自動外観検査にも対応するなど、製造プロセスの効率化を図っている。

    さらに、同社はこれらのMOSFETとマイコンやDC/DCコンバータを組み合わせた「ウィニング・コンビネーション」も展開している。今回の量産開始により、ルネサスはEVや産業機器向け市場での競争力を一段と高め、次世代モビリティ市場の主導権を握る構えだ。

    https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=6723
  • 2025/01/09 10:36
    【注目銘柄】再び人員削減へ 半導体不況で定昇も見送り
    (6723)ルネサスエレクトロニクスが、全従業員の最大5%にあたる数百人規模の人員削減を国内外で実施する方針が明らかになった。同社は従業員に対し、2024年末までに実施方針を伝達済みだ。さらに、例年25年春に実施する定期昇給も見送る予定だ。

    ルネサスは2024年にも全従業員の1〜2%に相当する人員削減と定期昇給の延期を実施しており、今回の決定は2年連続となる。広報部は「成長戦略の実現に向けた体制強化の一環」としており、短期的なコスト削減ではなく、長期的な発展を見据えた判断であると説明している。

    ルネサスの2024年12月期業績は、売上収益が前期比9%減の約1兆3300億円、営業利益率は28.9%と5ポイントの低下が見込まれている。半導体需要低迷により、同年10〜12月期には工場稼働率を7〜9月期の4割からさらに3割程度まで落としたとされる。

    半導体業界全体では、自動車や産業機器、民生品など幅広い分野で需要が低迷しており、各社が生産調整やコスト削減を余儀なくされている。ただし、長期的にはパワー半導体や車載関連製品の需要回復が期待されており、ルネサスが進める成長戦略の成否が注目される。

    https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=6723
  • 2025/01/09 10:33
    【注目銘柄】次世代EV「Honda 0」シリーズに向けた高性能SoCを共同開発
    (7267)本田技研工業と(6723)ルネサス エレクトロニクスは、次世代電気自動車(EV)「Honda 0」シリーズ向けの高性能システム・オン・チップ(SoC)の共同開発契約を締結した。このSoCは、2020年代後半に発売予定の「Honda 0」シリーズのモデルに搭載される予定。

    共同開発されるSoCは、AI性能2,000 TOPS(1秒間に2兆回の演算処理能力)と電力効率20 TOPS/Wという業界トップクラスの性能を目指している。このSoCは、自動運転(AD)や高度運転支援システム(ADAS)、車両の快適性を一元管理するSDV(ソフトウェアデファインドビークル)の中核を担うコアECUに搭載される予定だ。

    Hondaは、「Honda 0」シリーズで採用されるセントラルアーキテクチャー型のE&E(電気・電子)構造を構築しており、複数のECUを集約した効率的な車両管理システムを実現する。このコアECUに必要な高い処理能力を提供するのが、今回開発される高性能SoCだ。

    SoCには、ルネサスの第5世代「R-Car X5シリーズ」が採用される予定だ。このSoCは、TSMCの3nmプロセス技術を活用し、従来の製品と比較して消費電力を大幅に削減。さらに、Honda独自のAIソフトウェアに最適化された設計が施されることで、自動運転などの高いAI処理性能を実現する。

    https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=6723
  • 2024/12/25 10:38
    【注目銘柄】新型プロセッサー「RZ/T2H」の量産を開始!産業ロボット市場で攻勢
    (6723)ルネサスエレクトロニクスが高性能演算用プロセッサー「RZ/T2H」の量産を開始した。主に産業機器やロボット向けの需要を狙い、工場のデジタル化が進む中、複雑化する動作に対応する製品として注目される。

    「RZ/T2H」は、英アーム規格のコアを採用した高性能CPUを搭載しており、従来製品に比べソフトウエア処理性能が2〜3割向上している。1つのチップで最大9軸のモーターを同時に制御する能力を備え、産業用ロボットや工作機械の動作をより素早く、精密に実現できる。

    従来は複数の種類の半導体を用いて行っていたモーター制御を、このプロセッサー1つで実現することで、必要な部品点数を大幅に削減できる。また、設計開発の簡素化に寄与するため、顧客企業の開発負担の軽減が期待される。さらに、複数の通信方式に対応し、高いセキュリティー性能を実現している点も大きな特長だ。

    工場のデジタル化が進む中、産業機器に搭載されるモーターの数は増加傾向にある。こうした市場の変化を背景に、ルネサスはファクトリーオートメーション(FA)投資を積極的に進める企業をターゲットに、新製品の販売を推進する。

    ルネサスエレクトロニクスはこれまで自動車分野での成長を牽引してきたが、今回の新製品は産業分野でもプレゼンスを強化する一手となるだろう。12月期の売上収益は下方修正されており、営業利益率も34.1%から28.9%へ低下する見込みだ。市況の回復は鈍いが、次期は車載半導体の搭載数が増えることもあり、押し目買いに徹したい。
  • 2024/12/13 10:23
    【注目銘柄】業界リーダーとしての強固な地位
    (6723)ルネサスエレクトロニクスは、自動車用半導体市場で世界5位のポジションを確保し、堅固な事業基盤を構築している。2024年第3四半期の自動車向け事業の売上高は1855億円と、前年同期比10.3%増を達成し、業界平均を上回る成長を示している。

    自動車の電動化とADAS(先進運転支援システム)の普及により、車載半導体市場は長期的な成長トレンドに入っている。ルネサスは、高品質・高信頼性の車載半導体で世界的な競争優位性を持っており、今後のEV市場拡大の恩恵を最も受けやすいポジションにある。

    ルネサスは、足元で在庫調整局面にあるものの、これは業界全体の一時的な調整であり、むしろ投資好機と捉えることができる。

    2024年は調整局面が続くものの、NEV産業全体の急成長と自動車用チップの在庫削減進展により、2025年以降の業績回復が期待できる。ルネサスは、この一時的な調整を経て、より強固な成長ステージに入る準備が整っているといえるだろう。

    PERなどバリュエーション面での割安感に加え、長期的な成長期待が高いことから、ルネサスは投資妙味が大きい。自動車の電動化という構造的な成長トレンドの恩恵を受けやすいポジションにあり、中長期保有での株価上昇が期待できる銘柄だ。
  • 2024/11/20 13:20
    【注目銘柄】目標株価引き下げも「Buy」継続
    野村證券は、レーティングを「Buy」で据え置く一方、目標株価を従来の3,100円から2,700円に引き下げた。これは、短期的な在庫調整の深刻化を反映したものだが、2025年には緩やかな回復が見込まれるとしている。

    野村證券は、2024年7-9月期の第3四半期決算後の取材や同業他社の動向を踏まえ、ルネサスエレクトロニクスの業績予想を大幅に下方修正した。この修正に伴い、目標株価も引き下げられた。しかし、第4四半期には主に車載や産業機器向けの顧客による在庫圧縮が進むと予測されており、一部分野では回復が遅れる可能性があるものの、2025年には生産活動が正常化する分野が徐々に増えてくると見込んでいる

    半導体業界全体が在庫調整や景気後退の影響を受けている中で、ルネサスエレクトロニクスも例外ではない。しかし、同社は車載向けや産業機器向け市場で強固な地位を築いており、中長期的には回復基調に乗る可能性が高いと見られている。
  • 2024/10/31 10:43
    【注目銘柄】通期業績予想は、売上高を1兆3269億〜1兆3419億円(前期比9.7〜10.7%減)と下方修正
    ルネサスエレクトロニクスが2024年12月期第3四半期決算と通期業績予想を発表した。第3四半期(1-9月)の業績は、売上高が前年同期比4.7%減の1兆559億円、営業利益が35.7%減の2048億円となった。自動車向け事業は好調だったものの、産業・インフラ・IoT向け事業が市場軟化の影響を受けて減収減益となった。

    ルネサスエレクトロニクスが2024年12月期第3四半期決算と通期業績予想を発表した。第3四半期(1-9月)の業績は、売上高が前年同期比4.7%減の1兆559億円、営業利益が35.7%減の2048億円となった。自動車向け事業は好調だったものの、産業・インフラ・IoT向け事業が市場軟化の影響を受けて減収減益となった。

    通期業績予想については、売上高を1兆3269億〜1兆3419億円(前期比9.7〜10.7%減)、営業利益率を28.9%(前期比5.3ポイント減)と下方修正した。この背景には、産業向け市場の軟化や流通在庫の調整が続いていることがある。一方で自動車向けは堅調に推移しており、事業ポートフォリオの変化が進んでいる。

    また、8月に買収した電子機器設計ソフトウェア大手のAltium社の業績が今後寄与してくる見込みだ。した。この背景には、産業向け市場の軟化や流通在庫の調整が続いていることがある。一方で自動車向けは堅調に推移しており、事業ポートフォリオの変化が進んでいる。

    また、8月に買収した電子機器設計ソフトウェア大手のAltium社の業績が今後寄与してくる見込みだ。
  • 2024/10/25 10:28
    【注目銘柄】スマートロック向け新型半導体を開発
    ルネサスエレクトロニクスが、スマートロック向け新型半導体を開発し、市場拡大を狙う動きを見せている。新製品「RX261/RX260」は、スマートロックやキッチン家電向けのマイコン半導体だ。タッチセンサー機能を搭載し、水滴と人の指の判別精度を向上させたことで、屋外での使用にも適している。

    この新製品の特徴は、省電力性能にある。競合製品と比較して、使用中の電力消費を2割以上、待機中は8割以上抑えることに成功した。スマートロックや高性能キッチン家電の需要増加を見込み、メーカーからの引き合いに期待をかけている。

    ルネサスの32ビットマイコンは、自動車や産業機器、家電など幅広い分野で使用されている。スマート家電の普及などにより用途が拡大し、32ビットマイコンの累計出荷量は10月時点で16億6000個に達した。この数字は、ルネサスの32ビットマイコン「RXファミリ」の成長を如実に示している。2022年1月には累計出荷数が10億個を突破したと発表されており1、わずか2年9ヶ月で約6億6000個の増加を記録したことになる。

    RXファミリは2009年の発売以来、特に家庭用エアコン室外機市場では、インバータ制御分野で高い評価を得ており、世界の主要メーカーの70%以上に採用されている実績がある。
  • 2024/07/26 05:05
    【注目銘柄】市場コンセンサスを下回り、大幅安
    1-6月期売上は2.4%減の7105億円、営業利益は33.1%減の1475億円、純利益は28.7%減の1396億円となった。1-6月売上は7000億円、営業利益は1900億円、純利益は1400億円程度とのが市場コンセンサスを下回り、大幅安となっている。

    1-9月期の売上は1兆0510億円から1兆0660億円と前年同期比減収を予想。営業利益率も34.9%から30.2%に低下することを嫌気している。想定為替レレートは、1ドル=152円、1ユーロ=165円。
  • 2024/07/25 10:03
    【決算】24年12月期2Qの営業利益は33.1%減の1475億円
  • 2024/07/09 08:01
    【注目銘柄】車載半導体市場は前年比11.7%増の670億ドル
    2023年の車載半導体市場は前年比11.7%増の670億ドルになった。

    1.Infineon Technologies 4%増の92億ドル
    2.NXP Semiconductors 9%増の75億ドル
    3.STMicroelectronics 33%増の71億ドル
    4.Texas Instruments 9%増の60億ドル
    5.ルネサスエレクトロニクス 4%減の47億ドル

    首位のInfineonが市場シェア13.7%、ルネサスは7%となっている。車載半導体市場は完全自動運転車の登場まで、今後数年は減速すると見られている。
  • 2024/07/05 08:30
    【注目銘柄】SMBC日興証券が投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を3200円→3700円に引き上げ
    アルティウムの買収に関して、すべての規制当局の承認が得られタイミングで、SMBC日興証券が投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を3200円→3700円に引き上げた。収益性の改善、還元強化、トップライン成長など、これまで課題とされてきたものを着実に向上させていると、評価している。

    ルネサス史上最大規模の約8879億円の企業買収で、発表当初は売りで反応したが、アルティウムの買収によって立ち上げるデジタルプラットフォームが真価を発揮するタイミングを買収完了から約6年後に設定している。本格的に拡大していくタイミングには、ルネサス全体の業績拡大に大きく貢献すると見られる。ソフトバンクグループによるアーム買収とオーバーラップする面がある。
  • 2024/07/04 04:38
    【注目銘柄】アルティウムとの合併、すべての規制当局が承認
    ルネサスとアルティウムは、、対米外国投資委員会(CFIUS)より、両社の合併計画の審査が完了し、国家安全保障上の懸念はないとの通知を受けた。これでオーストラリア、ドイツ、トルコ、および米国のすべての規制当局の承認が得られた。裁判所からの必要な承認を条件としているが、買収が実施された場合、2024年8月1日に発表が行われる。

    アルティウムのソフトウェア ツールがあれば、PCB設計者、部品サプライヤー、製造業者の能力を強化し、電子製品をかつてないほどすばやく効率的に開発、製造することができる。買収金額は91億豪ドル(約8879億円)で、ルネサス上最大規模の企業買収。ルネサスは、1兆円の借入枠を確保している。

    なお、SMBC日興證券が投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を 3200円 → 3700円に引き上げた。
  • 2024/06/25 09:10
    【注目銘柄】EdgeCortix(エッジコーティックス)、Syntiant(シンチアント)など出資企業に注目
    資本出資しているEdgeCortix(エッジコーティックス)は、世界で最も省電力なクラウドレベルに近いエッジAI半導体を世の中に生み出すことを目標としている。既存のCPU、GPUその他の汎用プロセッサの10倍以上も高いパフォーマンスとエネルギー効率を達成しながら、機械学習などのソリューションへのアクセスを高め汎用化を実現してきた。

    ルネサスエレクトロニクスは、2年間にわたり協業し、MERAコンパイラ、ソフトウェア、ツールセットとルネサス独自のAL/MLチップセットとの統合を進めている。資金調達ラウンドの完了に伴い、ルネサスエレクトロニクスは取締役を派遣し、防衛、セキュリティ、航空宇宙、スマートシティ、自動運転、ロボティクス分野向けAI半導体分野を積極的に開拓している。

    また、22年に出資したSyntiant(シンチアント)も超低消費電力のAIアクセラレーターを開発してる。資金調達額は約1億ドルに達し、これまでに2000万個以上のニューラルデシジョンプロセッサ(NDP)チップを出荷してきた。ルネサスのマイクロプロセッサ「RZ/V」シリーズとSyntiantの「NDP120」を組み合わせた「音声制御マルチモーダルAIソリューション」を共同開発している。

    待機電力を非常に低く抑えながら、ルネサスのチップ上で実行されるビジョンベースのさまざまなAIアプリケーションの音声起動を実現する。
  • 2024/06/22 08:31
    【注目銘柄】AI半導体スタートアップへ出資
    (6723)ルネサスエレクトロニクス
    ・出資企業
    EdgeCortix(エッジコーティックス)
     エッジにおいてクラウドレベルに近いAI性能を実現するAI向け半導体を開発

    Syntiant(シンチアント)
     機械学習の業界標準ベンチマーク「MLPerf」の推論ラウンドのスコアトップ
  • 2024/06/19 07:28
    【注目銘柄】マイコンとマイクロプロセッサー間の性能差を埋めるクロスオーバープロセッサー
    ルネサスエレクトロニクスは、高性能マイコンへの内臓に向けて、現在主流のフラッシュメモリに変わる不揮発性メモリーとしてMRAMを開発してきた。既にフラッシュメモリと同等の性能を引き出しており、ランダム読み出し周波数は200MHz以上で、現在実用化しているフラッシュメモリーを上回る。

    MRAMの完成度は高く、製品への搭載もそう遠くないようだ。Armコアベースのクロスオーバーマイコンを市場投入しているが、不揮発性メモリー内蔵したマイコンを投入できれば、世界初となり、マイコン微細化の足かせとなっていたフラッシュメモリに代わる新潮流となる。

    要約すれば、現在のマイコンとマイクロプロセッサー間の性能差を埋めるクロスオーバープロセッサーが登場し、そのプロセッサーにMRAMの混載が進むということだ。MRAMの読み出し時間は長いという弱点も克服したようだ。

    フラッシュメモリから不揮発性メモリーとしてMRAMを内蔵して採用する動きは他社にはない。試作チップは、TSMCの22nmプロセスで作った。つまり量産化の準備は出来ているということだ。ますますアームと似たにおいがしてきた。
  • 2024/06/17 05:42
    【注目銘柄】保ち合い放れで倍返し
    保ち合い放れで単純な倍返しなら、3200円あたりが妥当値。ただし、クラウドで強いのはエヌビディアであることはルネサスも認めるが、エッジではルネサスのほうが優位とし、対抗心をむき出しにしている。

    エッジAIは今後爆発的に普及する可能性があり、少なくとも車載用ではルネサスに敵なしと見られる。エヌビディアのAI半導体は性能は良いが、発熱量が大きすぎて、電力消費も大きく、ルネサスはその課題を解決するMRAM(不揮発メモリ内蔵マイコンを来年にも製品化する公算が大きい。フラッシュメモリの時代が終わる可能性がある。
  • 2024/06/13 08:27
    【注目銘柄】エッジではルネサスのほうが優位とし、エヌビディアに対抗心
    エッジAIとは、端末に搭載されているAIのことで、クラウドAIが主流だったが、IoTの活用により機器に搭載されるエッジAIが注目されている。クラウドは学習が中心で、AI処理の規模が大きく、高速処理化が課題だが、エッジでは推論が中心で、処理の規模は大きくないものの、組み込みシステムと推論処理の融合が課題となっている。

    クラウドで強いのはエヌビディアであることはルネサスも認めるが、エッジではルネサスのほうが優位とし、対抗心をむき出しにしている。エヌビディアのGPUをエッジの推論に使うには、発熱量が大きいことた、処理性能の幅が狭いことが課題と指摘している。

    次世代DRP-AIの集積によって、電力効率を10倍に高め、推論処理性能を高めた。次世代DRP-AI集積のMPUの試作チップを公開し、エヌビディアを追撃する。ルネサスは、ArmコアのMPU「RZ」、32ビットマイコン「RA」、独自コアの32ビットマイコン「RX」を持ち、処理能力の幅が広い。
  • 2024/06/12 07:31
    【注目銘柄】逆フラッグ型の三角保ち合い
    2800円のネックラインを突破した後は、逆フラッグ型の三角保ち合いを続けていると見られる。徐々に下値を切り上げており、順調なら今週後半から来週にかけて、3057円の高値ブレイクが期待される。最近エッジAIでエヌビディアへの対抗心をあらわにしており、データセンター向けでは負けを認めても、エッジAIでは一歩も引かない姿勢が見える。英アームがスマホ、パソコンなら、ルネサスエレクトロニクスは車載や工場向けでIoTを支配する夢がある。
  • 2024/05/20 08:53
    【注目銘柄】インド拠点を拡充
    ルネサスエレクトロニクスはインドの人材を19年時点の約50人から25年までに最大1000人規模に増やす。2030年までにインド向けの売上高を全体の10~15%程度まで高める方針で、ほぼ倍増する。

    インド財閥のタタ・グループと半導体の設計や開発で協業しており、半導体の実装とテストを請け負う後工程受託製造工場をインドに建設する。少額出資だが、インド初の半導体生産拠点となり、1日に1500万個の生産能力を持つ。さらに、ベンガルールとハイデラバードに開発拠点を開設することを発表している。

    2400円から2800円の往来相場が続いているが、いずれ3000円大台で活躍すると期待している。
  • 2024/05/01 08:33
    【注目銘柄】営業利益率が30%台を維持
    2024年12月期第1四半期(1~3月期)の売上高は前年同期比2.2%減の3518億円で、営業利益は前年同期比113億円減の1135億円、営業利益率は同2.4ポイント減の32.3%だった。売上高為替の影響で予想値を2.0%上回り、営業費用の減少によって、営業利益率も予想を2.3ポイント上回った。

    2024年第1四半期が業績の底になるとしているが、第2四半期の売上高は前年同期比3.7%減の3550億円、営業利益率は4.5ポイント減の30.5%と見込む。

    AI関連の需要が増加しているが、半導体関連の一部で、在庫消化が遅れているようだ。自動車向けで拡大だが、インフラ/IoT向けで縮小を見込んどいる。AI関連の数パーセント程度だが、DDR5メモリモジュールへの移行が加速すると受注が増える。

    市場は、半導体不況が抜けきらず、減収状態でも営業利益率が30%台を維持していることを評価している。ルネサスは25~30%を長期目標としている。この姿勢が大型買収を可能としており、成長の源泉となっている。
  • 2024/04/30 06:37
    【注目銘柄】SoCとマイコンからなる第5世代の車載半導体
    中国市場を中心に産業機器などが低迷し、売上高にあたる売上収益は2%減の3517億円と減った。一方、利益率は32.3%と、長期目標として掲げる25~30%を上回った。安定した収益力を確認できる決算となった。

    ルネサスエレクトロニクスは、柴田社長が、同社初となる「チップレット関連製品を27年くらいに市場投入するための準備を進めている」と、発言したことを材料視しているようだ。SoCとマイコンからなる第5世代の車載半導体「R-Car」製品群を指すと見られる。高性能の車載SoCには複数のチップをパッケージ基板上に集積するチップレット技術を適用し、5ナノ世代か3ナノ世代の半導体製造プロセスを採用するようだ。

    2022年3月に発表した7ナノ世代の車載SoC「R-Car V4H」では、、AI(人工知能)のディープラーニング推論でと、世界最高水準の性能/電力比を実現していた。モービルアイやエヌビディアが優位に立つ先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システムをめぐる競争で、優位に立つ可能性がある。

    ルネサスは、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システムをチップレット化し、レベル4以上の完全自動運転システムで、モービルアイやエヌビディアに対抗しようとしているようだ。フィックスターズとの共同開発に目途がついたという含みが社長発言の真意かもしれない。車載SoC「R-Car V4H」の進化形は侮れない。
  • 2024/04/24 13:26
    【注目銘柄】台湾の半導体受託生産大手PSMCと連携か
    台湾の半導体受託生産大手PSMCはSBI HDと半導体工場を宮城県に建設する。第1期工場に約4000億円を投じ、2026年稼働を目指す。総投資額はおよそ8000億円とみられ、経産省は、最大1400億円を支援する。

    第1期は27年に稼働を予定。40ナノおよび50ナノ半導体を300ミリメートルウエハー換算で月間1万枚生産する。29年の稼働を目指す第2期までには28ナノを開発し、月間計4万枚の量産体制を構築する。

    このPSMCの工場新設で、ルネサスエレクトロニクスが有力顧客に浮上している。ルネサスは主力の那珂工場で40ナノマイコンを量産しているが、28ナノは外部委託しており、その比率は60%に達している。今後22ナノも投入予定だ。

    現在は、TSMCや米グローバル・ファウンドリーに生産委託しているが、PSMCはロジック半導体とメモリを3次元実装する後工程の技術を開発している。この技術を宮城工場に導入し、家電や車載向けマイコンのルネサス需要を取り込むようだ。

    ルネサスにとっても、調達源の多様化に繋がり、渡りに船と言えよう。ルネサスの営業利益率は24.94%と高いが、さらなるコストダウンが期待出来そうだ。
  • 2024/04/10 06:33
    【注目銘柄】保ち合い放れか
    チャート上保ち合い放れが濃厚となっている。安値2400円、高値2700円のゾーンを抜け出しており、単純な倍返しで3000円を指向しそうだ。

    フラッシュメモリーに代えてMRAM(磁気抵抗メモリー)を混載したマイコンを近く製品化する見通しだ。プログラム格納用メモリーとしてマイコンに標準混載されてきたフラッシュメモリーが、微細化限界を迎える。MRAMだけが混載SRAMを置き換えられる可能性を持つと見ていることが大きい。マイコンとシステム・オン・チップ(SoC)の両方で、競合他社に対する競争力の源泉となる可能性がある。

  • 2024/04/01 07:37
    【注目銘柄】RISC-Vコア搭載の汎用マイコン第1弾
    2400円から2700円の往来相場が続いている。安全策ならこのリズムで売買すべきだが、2700円オーバーはすべて上ひげで、滞留出来高が少なく、戻り売り圧力は小さい。ルネサスはAI半導体関連とは言い難く、今回の相場には乗り遅れているが、着実に事業改革を進めており、復配を果たすことが株価を支えている。

    ルネサスは、IoT(モノのインターネット)機器や小型家電、ヘルスケア機器、産業機器などの幅広い用途に使用できるRISC-Vコア搭載の汎用マイコン第1弾を発売した。ルネサスがマイコン製品群にRISC-Vマイコンを投入し、必要なサポートを提供することで、RISC-V市場はようやく成長を加速し始める態勢が整ったと、評価されている。

オシレータ分析

中立

オシレータ系指標は、相場の強弱動向を表した指標で、日々の市場の値動きから、株価の水準とは無関係に売り・買いを探ります。
売買シグナルは 内にまたはで表示されます。

RSI 9日 46.86 RCI 9日 -28.33
13日 30.08
ボリンジャーバンド +2σ 2699.62
-2σ 1905.91
ストキャススロー S%D 22.91
%D 40.97
ストキャスファースト %K 0
%D 40.97
ボリュームレシオ 14日 41.88
移動平均乖離率 25日 -6.91 サイコロジカル 12日 50

トレンド分析

下降

トレンド系指標は、相場の方向性・強さを判断する指標で、中長期の分析・予測に使われます。トレンド転換時は内にまたはで表示されます。現在のトレンドはまたはで表示されます。

DMI MACD ゴールデンクロス
5日移動平均(位置) 5日移動平均(向き) 25日移動平均(位置)
25日移動平均(向き) パラボリック

チャート分析

酒田五法

酒田五法や一目均衡表などローソク足変化シグナル(当日示現のみ)は、内にまたはで表示されます。独自のHAL指数で高値圏、安値圏を判定し、実戦的なシグナルです。

十字足 はらみ十字 上ひげ・下ひげ
出会い線 三点童子 三点童子(安値・高値)
包み足 赤三兵・黒三兵 並び赤・並び黒
明けの明星・宵の明星 三役好転・三役逆転 雲上抜け・下抜け
転換線上抜け・下抜け 遅行線上抜け・下抜け 五陽連・五陰連

株式情報更新 (3月29日)


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