株テーマ:AI開発の関連銘柄
株式市場で注目されるAI(人工知能)関連銘柄一覧。AIは、コンピューター自らが物事の特徴を突き止め、認識するディープラーニング(深層学習)とIoTやビッグデータとの組み合わせで飛躍的に進化する。今後は人間のようななめらかな翻訳の実現、人との対話、感情理解、自動運転などを実現する不可欠な技術となる。注目のAI関連銘柄を一覧でまとめ。
Ridge-iは、顧客の目的、現場プロセス、課題などを理解し、様々なデータに対応したAIを組み合わせた最適なAIソリューションを提案し、実装までを行う。また、人工衛星AI解析も展開する。
AI insideは、2023年6月にAI開発・実装に求められるデータ基盤・学習基盤・運用基盤を全て包含したAI統合基盤「AnyData」の提供を開始した。2023年3月には東北大学・吉田和哉研究室と「極限環境に求められる高耐久・高性能・省エネルギーな次世代型AI」の共同開発と社会実装に取り組むと発表した。AI insideのAI技術と吉田研究室の月面探査・宇宙開発・宇宙ロボティクス分野の多数の技術シーズを生かし、気候変動や人口爆発、食糧危機といった世界規模の社会課題の解決などへの貢献を目指す。
エーアイは、2023年3月にAIクローン技術で作り出すパーソナルAI開発のオルツとOpenAIが開発した自然言語処理の人工知能モデルやオルツの大規模言語処理モデルの生成系AIを自社製品に活用することを目的に、法人が利用可能なAIサービスを構築開始。AI又は各人が聞きたい声によるセリフや文書作成、記事自動生成、多言語への同時自動翻訳などを実装可能なサービス提供に向けて実証実験を行うとしている。
PKSHA Technologyも深層学習などのAIアルゴリズムに強く、HEROZは将棋AIソフトの開発で有名。
ブレインパッドは、顧客企業の経営全体・事業全体に関わるテーマが増加し、受注案件の大型化・長期化などで受注が好調。
FRONTEOは、人工知能「KIBIT」や自然言語処理に基づく「コンセプトエンコーダー」などの導入数が増加。武田薬品と創薬支援AIシステムを導入するライセンス契約を締結。共和薬品とは世界初の会話型認知症診断支援AIを共同開発しており、2021年からの治験開始を目指している。
ブロードバンドタワーは、企業内の問い合わせ応答業務を支援するAI自動応答エンジン「QuickQA」や会話文から書籍まで様々な文章を要約・分類するAI自動要約エンジン「QuickSummary」を展開する。
ニューラルポケットは、2021年9月に施設内の子ども世代と同行者の行動をAIカメラで見える化し、マーケティングに活用できるデータとして蓄積できるAIモデルを開発。AIカメラを搭載したデジタルサイネージなどをイオンファンタジーや子育て世代を対象とする店舗、商業施設に広げる。
ロゼッタはAI自動翻訳サービス「T-400」の好調などで急成長期に突入。データセクションはAIを活用したサービス展開を推進し、店舗内カメラデバイスの解析による小売店支援ツール「FollowUP」などを展開。ルネサスエレクトロニクスはデータ処理が高速で、消費電力も抑えることができるAIチップの開発を進める。