株テーマ:小型月着陸実証機「SLIM」の関連銘柄
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小型月着陸実証機「SLIM」が月周回軌道投入に成功したと発表した。SLIMは、2023年9月7日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、月へ向かって飛行を続けていた。12月25日午後4時51分、月周回軌道に投入された。
SLIMの月周回軌道は、周期約6.4時間、月に最も近いところ(近月点)では高度約600km、月から最も遠いところ(遠月点)では高度約4,000kmで、月の北極点と南極点を結ぶ楕円軌道となる。
SLIMは、JAXAが将来の月面探査に向けて開発中の小型月着陸機の実証機である。月周回軌道上で、月面着陸に必要な技術を試験する。JAXAは、SLIMの月面着陸試験を2024年1月20日に実施する予定。月面着陸に成功すれば、日本はアメリカ、旧ソ連、中国に続き、世界で5番目の月面着陸国となる。
JAXAは2024年1月20日、SLIMが月面着陸に成功したと発表した。
メインエンジン:三菱重工業(7011)、京セラ(6971)
着陸レーダー:三菱電機(6503)
薄膜太陽電池:シャープ(6753)
SUS(ステンレス箔)ラミネート電池:古河電池(6937)
ロケット用慣性センサユニット:日本航空電子工業(6807)
スラスター(姿勢制御):IHI(7013)
ルネサス エレクトロニクスは、月の低緯度付近への着陸に成功した小型月着陸実証機(SLIM)に、ルネサスのインターシルブランド耐放射線ICが搭載されていることを発表した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、月探査機「SLIM(スリム)」が目標地点からの誤差が100メートル以内の「ピンポイント着陸」に成功したと発表した。
システム開発を手掛けるセックは、「SLIM」の画像撮影に成功した変形型月面ロボットLEV-2(SORA-Q)のソフトウェア開発に協力した。