株テーマ:5G基地局:アンテナの関連銘柄

5G基地局(アンテナ)関連株

(6594)日本電産は、2019年4月13日、世界で初めて1つのアンテナで中距離と近距離の両方に対応する新型レーダー(SRR)を開発したと発表した。車載レーダー用アンテナと通信アンテナは同じ仕組みであるため、5G基地局用やコネクテッドカー用としても高性能の実現が期待できる。2019年度末に量産を開始、2025年までに世界の基地局アンテナ市場の約3割への導入を目指す。新型アンテナはカバー面積を2倍に出来るため、5G基地局の数も削減できる。

5G基地局アンテナでは、通信アンテナ大手の(6706)電気興業にノルウェー政府年金が投資している。通信・放送用アンテナ大手の(6930)日本アンテナもシェアが大きいと見られる。

(9437)NTTドコモと(5201)AGCは基地局に使う透明なガラス製アンテナを開発した。屋外ではなく窓の内側に貼り付けるタイプで、通信範囲は約200メートル。5Gでは電波の到達範囲が4Gに比べて狭いため、より多くの基地局が必要になる。2019年10月にはNTTドコモが電波送受信が可能なガラスアンテナを用いた携帯サービスレイアの提供を開始。2020年6月には5G対応の開発を完了し、2020年内に都市部を中心に全国展開される予定。

(6503)三菱電機や(6701)日本電気は5G基地局向け超多素子アンテナを開発している。日本電気は楽天とクラウド技術を使って5G基地局向けのアンテナを共同開発し、2024年度までに全国1万6000ヵ所の基地局を整備する計画。

アンテナメーカーの(6800)ヨコオや(6904)原田工業は自動車用アンテナの大手。(5802)住友電工は、基地局のアンテナ部品では2割のシェアを持つ。GaN(窒化ガリウム)を用い小型化したアンテナ用通信デバイスを開発し、5G基地局の小型化やコスト削減に繋がるため、2020年までに200億円を投じて生産能力を倍増させる。主要顧客はエリクソンやファーウェイと見られる。(6963)ロームは新型パワー半導体を開発し、電力損失を半減、設置面積も半減する電源用として提供する。

(6810)マクセル HDは、5G通信アンテナ向け塗布剤を量産する。5Gでは高周波数帯を使うため、効率的に電波を送受信するために高精度で回路を形し、耐久性の高いアンテナが要求される。マクセルは他の5G部品も開発し、関連事業で2023年までに200億円の売上を目指す。

(6723)ルネサスエレクトロニクスは、基地局のアンテナ無線信号を増幅させる半導体「RFアンプ」の量産を開始する。

(5802)住友電気工業は5G基地局用アンテナ半導体にシリコンではなく窒化ガリウムを採用しており、5G基地局向けに需要が急増している。これまではファーウェイ向け売上が9割となっていたが、エリクソン向けなどを強化する。売上規模は数百億円と見られる。

(5803)フジクラは、米アヴネットと最先端の5Gミリ波周波数帯向け評価/開発プラットフォームの開発および販売で提携した。高度な5Gミリ波システム開発とプロトタイプ設計を容易にし、迅速に5G基地局プロトタイプを作成することが出来る。新たなビジネスとしてミリ波無線通信分野に取り組んでおり、「フェーズド・アレイ・アンテナ設計技術」「フ
レキシブルプリント基板製造技術」「電磁界解析技術」を駆使して、28GHz 帯および 60GHz 帯のミリ波デバイスの開発を進めている。

5G基地局:アンテナ 関連銘柄

5G基地局:アンテナ 関連テーマ

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