株テーマ:ispace(アイスペース)の関連銘柄
ispace関連株。ispaceは、東京証券取引所へ上場し、ソフトバンクグループ元副社長の佐護勝紀氏が、将来的に企業価値が10倍に化けそうな「テンバガー」として出資したことも話題となっていた。高砂熱学工業は、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のコーポレートパートナー契約を締結し、第三者割当増資を引き受けている。東京放送、コニカミノルタ、清水建設、スズキ、電通、KDDI、日本航空、凸版印刷なども2017年に出資した。
月面探査事業を展開するispaceU.S.は、米RTX子会社のBlue Canyon Technologies社と契約を締結した。2026年実施予定のミッション3において、月周回軌道に小型衛星バスを展開し、月の裏側との通信構築を支援する。
ispaceは、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション2の打ち上げを最速で2025年1月中旬に予定する。コーポレートパートナーは、日本航空、日本特殊陶業、スズキ、高砂熱学工業、栗田工業など。
・高砂熱学工業は、月面に輸送する月着陸船の中に水の電気分解装置を搭載し、月面着陸後に水の電気分解の実証と月面環境での水素と酸素の生成を目指す。
・栗田工業は、高砂熱学工業の月面用水電解装置に超純水を提供。
・日本特殊陶業は、月面での全固体電池の技術実証試験を行う。ミッション1では宇宙空間で2つの固体電池が正常に動作することを確認。今後は、月面着陸後に月面での動作確認を予定する。
・日本航空は、ランダー組立に関する技術支援に加え、ランダーとローバーの輸送支援を行う。
・スズキは、ランダーで使用されるボディ、着陸脚などの構造部品における構造解析で技術協力する。
英国宇宙庁は、月・火星・金星の国際的探査における英国の役割を強化することを目的に、ispaceを含む複数の国際的探査プロジェクトへ新たな資金提供計画に関する声明を発表した。英国宇宙庁による声明では、ispaceの月着陸船および月面探査車による月面の開発ミッションのために、英レスター大学が月分光計を開発することへの援助が含まれている。