株テーマ:衛星コンステレーションの関連銘柄
衛星コンステレーション関連株。衛星コンステレーションは、複数の衛星を連携・協調させて一体的に機能させる仕組み。地球上の広範囲を周期的かつ自動的に観測可能な小型衛星コンステレーションの構築は、防災、環境、安全保障などの分野で活用が期待されている。
NECは、米Skyloomと速度100Gbps以上を実現する衛星間光通信の技術開発を進める。2025年末に100Gps光通信端末の完成を目指し、2026年に宇宙環境で実証し、世界市場に提供していく予定。衛星コンステレーションの普及・拡大で、低軌道周回衛星における高速通信への需要急増が見込まれ、高速大容量通信が可能で、電波干渉対策などへの対応が容易な光通信が注目されているという。
セイコーエプソンは、地球観測プラットフォームと小型衛星のワンストップサービスの2つの事業を軸に事業拡大を目指すアクセルスペースホールディングスに出資。
三菱電機は、アストロスケールに33億円を出資し、日本の安全保障用途の衛星に使用する衛星バスの共同開発・製造に向け協業。
スカパーJSATは、QPS研究所とQPS研究所が開発する小型SAR衛星の運用業務で協業。QPS研究所は、平均10分ごとの準リアルタイム地上観測データサービスの提供を目指し、2025年以降に36機の衛星によるコンステレーションの構築を目指している。
スパークス・グループは、IoT通信、地球観測、船舶のための海洋状況等の超小型衛星コンステレーションの構築を目指すアークエッジ・スペースに投資を実行している。アークエッジは超小型衛星コンステレーション構築や2025年をめどに月面活動に向けた衛星コンステレーション構築に必要となる超小型衛星の開発・実証を目指す。
セーレンと東京の宇宙ベンチャーSynspectiveが、小型SAR(合成開口レーダー)衛星用アンテナの量産体制構築に向けた協業を開始する。