株テーマ:エヌビディアの関連銘柄

エヌビディア関連株の最新動向:GPU市場の覇権を握る新戦略とは

エヌビディアの成長加速、売上高・純利益ともに急増
エヌビディアの最新決算によると、2024年8-10月期の売上高は前年同期比94%増の350億8200万ドル、純利益は2倍の193億900万ドルに達した。2024年11月-2025年1月期の売上高は375億ドル前後を見込む。
また、2024年5-7月期の売上高は2.2倍の300億ドル、純利益は2.7倍の165億ドルとなり、8-10月期の売上高は80%増の325億ドルを予測していた。

新型GPU「Blackwell」発表、AI市場での競争優位を強化
エヌビディアは「GTC 2024」において、新世代AI向けチップ「Blackwell」を発表した。これは従来の「H100」「H200」の後継となるもので、最先端AI半導体「GB200」GPUとCPUを組み合わせた構成だ。
「GB200 Grace Blackwell Superchip」は、2080億個のトランジスタを搭載し、AI処理能力を従来の最大30倍向上させる。さらに、水冷ラックスケールシステム「NVL72」を通じて、大手クラウド企業での導入が進む見込みだ。
Google、Amazon、Microsoftなどのクラウドプロバイダーが採用し、年内にも市場投入される。

エヌビディアGTC 2024の影響、AI市場を牽引
「GTC 2024」は3月18日から開催され、CEOのジェンスン・フアン氏による基調講演には1万1000人以上が参加。急遽アイスホッケーチーム「サンノゼ・シャークス」の本拠地SAPセンターへと会場変更されるほどの注目度となった。
講演では、エヌビディアの次世代技術が明らかにされ、市場の期待を高めた。イベント全体では、AIのパイオニアたち1700人が登壇し、900以上の講演が実施される。

エヌビディア関連銘柄と市場の注目企業

ジーデップ・アドバンス:エヌビディアの最上位パートナーとして、最新の「NVIDIA RTXTM Ada」GPU搭載モデルを展開。AIスーパーコンピューティングクラウドサービス「NVIDIA DGX Cloud」の受注を開始。
安川電機:エヌビディアと協業し、次世代ロボット開発を推進。
菱洋エレクトロ:エヌビディアの国内正規販売代理店として、「NVIDIA L40S」を取り扱い。
アドバンテスト:エヌビディアを顧客とし、GPU向け半導体テスト装置の分野で高シェアを維持。
東京エレクトロン:半導体製造装置の大手メーカーであり、エヌビディアの製造委託先であるTSMCに製造装置を提供
マイクロン・テクノロジー:生成AI向け「広帯域メモリー(HBM)」の量産を開始。
Kudan:エヌビディアのエッジAIプラットフォーム「Jetson」向け製品開発を完了し、発売へ。
トヨタ自動車:次世代車にNVIDIAの自動運転/ADAS向けSoC「DRIVE Orin」を採用。
ソフトバンク:エヌビディアのクラウドパートナーとして、AI関連のサービスで協業。

エヌビディアのAI技術、ゲーム市場にも波及
任天堂の次世代ゲーム機が2025年3月にも登場予定となり、エヌビディアのAI技術「DLSS(ディープラーニング スーパー サンプリング)」の搭載が期待される。
DLSSは、映像の高画質化やフレーム生成により、次世代ゲーム体験を飛躍的に向上させる技術だ。

ゴールドマン・サックスが評価「地球上で最も重要な銘柄」
ゴールドマン・サックスは、エヌビディアを「地球上で最も重要な銘柄」と評価。AI市場の成長に伴い、データセンター向け需要が拡大し、2025年度も売上高は前年比14%増を見込む。
2023年11月~2024年1月期の決算では、売上高221億300万ドル、純利益122億8500万ドルと過去最高を更新し、市場予想を上回った。

今後の展望
エヌビディアのAI向け新型GPU「Blackwell」や、クラウドサービス「DGX Cloud」の普及が進むことで、同社の成長はさらに加速する可能性が高い。GPU市場のリーダーとしての地位を確立し、今後もAI・半導体業界における重要企業であり続けるだろう。

エヌビディア 関連銘柄

エヌビディア 関連テーマ

半導体
1ナノ半導体 IMEC HBM(広帯域メモリ) エヌビディア ガラスコア基板 三次元半導体 システムLSI ナノインプリント 日米半導体連合「US-JOINT」 半導体パッケージ 半導体商社 光半導体(光チップレット)

株式情報更新 (3月31日)


会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方