株テーマ:防衛機器調達額上位企業の関連銘柄
防衛機器調達のトップは三菱重工で、F-35Aの米国企業による製造への下請生産、SH-60K哨戒ヘリコプター、10式戦車、護衛艦など。川崎重工業はP-1固定翼哨戒機、C-2輸送機、潜水艦など。日本電気は野外通信システム、補給管理システム用電子計算機、固定式警戒管制レーダー装置など。三菱電機は対空戦闘指揮統制システム、三井造船は潜水艦救難艦などを受注している。平成26年度の防衛調達額は1兆5717億円に達する。防衛機器調達額では三菱重工業が2632億円で16.7%、川崎重工業が1913億円で12.2%を占める。5%以上の企業は日本電気、三菱電機も存在感が大きい。
日本防衛装備工業会には134社が加盟している。設立された1988年以降、会長を務めた企業は7社で、うち3回務めたのが三菱重工業、IHI、三菱電機、川崎重工業の4社で、2回務めたのがNEC、東芝、日本製鋼所の3社。この7社が日本の主要な防衛装備品メーカーといえる。