株テーマ:ラーメンの関連銘柄
上場しているラーメン企業とその特色
日本国内には、ラーメンチェーンを展開する上場企業が複数存在し、それぞれ独自の特色を持っている。以下に主な企業とその特徴を紹介する。
物語コーポレーション(3097)
「丸源ラーメン」を展開する物語コーポレーションは、焼肉店「焼肉きんぐ」なども手掛ける外食企業だ。「丸源ラーメン」では、3種類をブレンドしたこだわりの醤油を使用した「肉そば」が主力商品であり、湯切りを機械で行うなど業務の効率化も進めている。
丸千代山岡家(3399)
「ラーメン山岡家」を運営する丸千代山岡家は、北海道と北関東を地盤にチェーン展開している。各店舗でスープを仕込むスタイルを採用し、主要国道沿いの大型駐車場を併設した店舗が特徴だ。リピーターの多さに強みがあり、醤油、みそ、塩、とんこつと幅広いラインナップを持つ。
ギフトホールディングス(9279)
「町田商店」を展開するギフトホールディングスは、横浜家系ラーメンを主力としている。直営店の運営に加え、プロデュース事業も手掛けており、国内外で積極的に店舗展開を行っている。2023年12月にはベトナム店をオープンするなど、海外進出も進めている。
力の源ホールディングス(3561)
「一風堂」を運営する力の源ホールディングスは、博多ラーメンを軸に展開している。海外展開を強化しており、全店舗の約半数が海外に位置している。インバウンド需要の回復や価格改定効果、DX施策などで収益性が改善している。
魁力屋(5891)
「ラーメン魁力屋」を展開する魁力屋は、2023年12月に東証スタンダード市場に上場した。「京都背脂醤油ラーメン」を主力商品とし、郊外ロードサイドや商業施設内のフードコートを中心に店舗を展開している。2023年12月期の売上高は103億8100万円、営業利益は6億200万円を計画している。
これらの企業は、それぞれ独自のブランド戦略や商品展開で市場における地位を確立している。今後も各社の動向に注目が集まる。