株テーマ:色素増感太陽電池の関連銘柄
発電効率は低いが、オフィスなど光が弱い室内でも、床や壁で発電できる低価格型太陽電池として、期待されている。折り曲げ可能なフィルム型太陽電池もひとつで、色素が吸収した太陽光をエネルギー源とするため別名「光合成型太陽電池」とも呼ばれる。色合いに富むデザイン性に優れた電池の可能性をもつと共に、安価な素材を利用し、製造プロセスが容易な太陽電池であるため、シリコンを主体とした太陽電池に比べて大幅なコストダウンが期待されている。
リコーは世界初の全固体色素増感太陽電池を開発し、2020年2月に販売を開始する。2023年度までの黒字化を目指す。小型で交換不要のため、IoT時代の主力電源として期待される。フジクラは液体電解質の色素増感太陽電池を実用化、シャープも色素増感太陽電池搭載の小型発信器を実用化している。