株テーマ:バイオ医薬品製造受託(CDMO)の関連銘柄

バイオ医薬品製造受託(CDMO)関連株。バイオ医薬品製造は、高度な生産技術と設備が必要で、製薬会社やバイオベンチャーはCDMOにプロセス開発や製造を委託するケースが増えており、年率10%以上で市場が拡大している。


富士フイルムは、バイオ医薬品のCDMO事業で2024年度に売上高2000億円を目指す。2025年度以降も市場成長率を大幅に上回る年率20%の成長率で事業を拡大する方針。

タカラバイオは、新型コロナワクチンなどバイオ医薬品の受託生産を強化。生産能力を2022年の1200万回から2027年度に7000万回以上に高める。

旭化成メディカルは、2022年6月に約450億円でバイオ医薬品の製造プロセス開発受託、抗体医薬品GMP製造受託の米バイオノバ サイエンティフィックを買収。製造プロセスの確立が難しいバイオ医薬品などのスペシャリティCDMOとして事業を拡大。バイオセーフティ試験受託サービス事業やバイオプロセス製品事業、装置事業とも連携・業容拡大する。

リコーは、2022年5月に米eSciを子会社化すると発表した。eSciは2021年9月にアジア・パシフィック地域で初めてmRNA医薬品のCDMO事業を開始。リコーは自動化技術や生産管理ノウハウで支援し、CDMO事業の規模拡大と効率化を推進する。

AGC(AGCバイオロジクス)は、受託件数が市場成長を上回る勢いで増加しており、2025年の売上高目標1000億円以上を2~3年前倒しで達成する見込みとしている。アストラゼネカの米国工場を100億円で買収。2020年11月にはデンマーク拠点に200億円を投資し、生産能力を倍増させることを決めた。

積水化学工業(積水メディカル)は、2025年度に売上高200億円を目指す。岩手工場に40億円、英国工場に20億円を投資し、原薬受託製造能力を増強する。

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株式情報更新 (11月21日)


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