株テーマ:護衛艦の関連銘柄
こんごう型イージス艦は三菱重工が3隻、IHIが1隻建造。あたご型2隻は三菱重工が建造した。潜水艦では、おやしお型は三菱重工神戸造船所と川崎造船神戸工場で建造。海上自衛隊第3世代の対潜型潜水艦はるしお型も同様。2013年末の防衛大綱で、最新鋭迎撃ミサイルを搭載するイージス艦を2隻建造し、8隻体制に増強を検討。北朝鮮ミサイルや中国の海洋進出への備え。これまでの建造実績は三菱重工が5隻、IHIが1隻。三井造船は潜水艦救難艦などの受注実績がある。
三菱重工業が製造する新型3900トン型護衛艦「もがみ型」は、年2隻というハイペースで建造が進められ、計12隻の建造が計画されている。これまでに1番艦「もがみ」、2番艦「くまの」、3番艦「のしろ」、4番艦「みくま」、5番艦「やはぎ」、6番艦「あがの」、9番艦「なとり」が建造されている。2025年度防衛予算の概算要求では、3隻分の3140億円を予算要求した。
オーストラリアは、海軍の増強を図るため今後10年余で350億ドル(約5兆2500億円)以上を費やし、第2次世界大戦以降では最大規模の海上戦力を整える計画を明らかにしている。駆逐艦やフリゲート艦が20隻、大型水上艦(LOSV)の6隻を盛り込んでいる。新型フリゲートの導入計画では、日本の(7011)三菱重工業が建造するもがみ型護衛艦と、ドイツの艦艇のみで争われることになった。正式発表は11月下旬に予定されている。
日本製鋼所は、海上自衛隊の護衛艦に搭載される62口径5インチ砲を製造している。
導入を断念した地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に代わり、防衛省はイージス艦2隻を建造し、ミサイルの脅威に対抗することとなった。