株テーマ:宇宙ステーションの関連銘柄
宇宙ステーション関連株。米欧日など15か国が参画する現在の国際宇宙ステーション(ISS)は2030年に退役する見通し。米NASAは、民間企業が開発する後継基地候補として3陣営を選んでいる。2026年頃に1陣営以上を選定し、2029年頃に新基地開始を見込む。NASAは3陣営に4億ドル(約600億円)規模の支援を決めている。
兼松は、2023年9月に宇宙航空機器の設計・開発・製造の米シエラスペースに出資。シエラが開発する商用宇宙ステーション向け主要システムとなる技術を日系企業と共同開発し、シエラに供給する予定。
米スターラブスペースが三菱商事から出資を受け入れたと発表したと2024年4月に報じられた。スターラブスペースは、米宇宙開発企業ボイジャー・スペースと欧州エアバスの共同出資会社で、米NASAが後継基地候補として3陣営を選んだうちの1つ。三菱商事は宇宙関連設備メーカーや宇宙基地を使いたい日本や各国・地域企業の仲介を想定するとしている。
三井物産エアロスペースは、世界初の民間宇宙ステーション開発に取り組む米アクシオムスペースと戦略的パートナーシップを締結している。また、三井物産は2023年9月にJAXAの「民間主導の地球低軌道有人拠点事業における米国商業宇宙ステーション接続型日本モジュールの概念検討」の事業者に選定。2030年頃に予定される国際宇宙ステーション退役後のISSきぼうの後継機となる日本モジュールの保有・運用事業の事業化調査を実施する。業務パートナー企業はアストロスケールや三菱重工、三菱電機など。