株テーマ:シンガポール地下鉄の関連銘柄
シンガポール地下鉄(MRT)における日本企業の関与
シンガポールの地下鉄システムであるMRT(Mass Rapid Transit)の整備・拡張には、多くの日本企業が深く関与してきた。特に、車両製造やトンネル掘削、電力設備の整備など、多岐にわたる分野で日本の技術と経験が活かされている。
主な日本企業の関与事例
川崎重工業:1984年、川崎重工業はシンガポールのMRT向けに87両の車両を製造・納入した。その後も、2012年にはLRT(Light Rail Transit)向けに132両、2014年にはMRT向けに91編成・364両の製造を受注している。
五洋建設:2014年、五洋建設はトムソン線の一区画の建設工事を約405億円で受注した。
西松建設:同じく2014年に、トムソン線の一区画の建設工事を約269億円で受注した。
大成建設:2014年、マリーナベイ周辺のトンネル掘削工事を約334億円で受注した。
明電舎:2014年、トムソン線の鉄道用電力設備の整備を約100億円で受注した。
三菱重工業:2013年、輸送力強化工事を約120億円で受注し、ERP(電子道路課金システム)のシステム開発と実証実験も手掛けた。