株テーマ:備蓄米入札の関連銘柄
日本における米の集荷大手として、全国農業協同組合連合会(JA全農)が最大手だ。JA全農は、全国の農協(JA)を統括し、農産物の集荷・販売を一手に担う組織で、米の取扱量は年間約200万トンに上る。農林水産省の統計によれば、2023年度の米穀流通量約700万トンのうち、JA系統が約3割を占め、その中核がJA全農だ。
(9305)ヤマタネと(2700)木徳神糧は、備蓄米入札に参加する可能性が高い。民間の米卸大手である(1332)日本水産の子会社ケンミン食品や、(2001)日清製粉グループ本社傘下の関連企業が集荷に携わるが、規模と影響力でJA全農が突出している。