株テーマ:リチウムイオン電池セパレーターの関連銘柄

リチウムイオン電池セパレータ関連株。セパレーターとは、正極と負極を隔離し、電解液を保持して正極と負極との間のイオン伝導性を確保する重要部材。

ダブル・スコープは、7億ユーロを投資し、ハンガリーでリチウムイオン二次電池用セパレータ製造工場を建設。2024年下半期からヨーロッパ地域で供給を開始。2025年までに年12億㎡を生産する計画。

旭化成の「ハイポア」はポリオレフィンを原料とした多孔質フィルムでリチウムイオン2次電池用セパレータとして世界で高いシェアを持つ。

東レは、2020年11月に大容量の次世代リチウムイオン二次電池用無孔セパレータを開発したと発表した。電池の負極材は黒鉛が一般的だが、金属リチウムは最も理論容量が高いと注目されている。しかしながら、金属リチウム負極は充電時にリチウムの結晶が発生し、正負極がショートすることから安全性が課題となっている。

東レは、新規イオン伝導性ポリマーを開発し、リチウムの結晶抑制とイオン伝導性の両立を実現した。2022年から2025年頃の製品化やウエアラブルデバイス、ドローン、EVなどへの適用を目指す。

三菱製紙は不織布を使ったセパレータを開発。ダブル・スコープはリチウムイオン二次電池セパレータ事業が主力で2023年以降に量産予定のEV新規モデル用のサンプル製造や量産実験などへの取り組みを開始している。

住友化学は、耐熱性が高く、電池の高容量化を可能にすることから、車載用電池で特に高い評価を得ているアラミド塗工セパレーター「ペルヴィオ」の生産能力を1.5倍の年6億平方メートルまで拡大する。「ペルヴィオ」は愛媛県大江工場や韓国子会社SSLMで増産投資を続けてきたが、EVやスマートフォンで高容量リチウムイオン電池の需要が急増しており、韓国子会社で建屋を新設する。

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株式情報更新 (11月23日)


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