株テーマ:リチウムイオン電池電解液・電解質の関連銘柄
リチウムイオン電池電解液・電解質の関連株。
日本触媒は、リチウムイオン電池用の電解質として使用され、EVの充電時間短縮や航続距離の延長などに寄与するLiFSI(イオネル)で2028年の商業運転を目指し、福岡県に新設備を建設する。投資額は375億円。生産能力は年3000トンで、EV21万台に相当。
関東電化やステラケミファは、電解質原料のフッ素酸リチウムを生産、参入障壁が高く日本企業がシェアを独占している。日油はゲル状のリチウムイオン電池電解質を開発し、発火の恐れのある液体状の欠点を補う。出光興産は2006年より固体電解質を開発し、全固体型電池を目指している。2008年電解液の世界シェアは宇部興産25%、三菱化学20%で韓国勢が追う構図。
IBMは海水由来の低コスト新型リチウムイオン電池を開発、商用化のためセントラル硝子と提携した。コバルトやニッケルを使わない新型とされている。