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2025/1/21 08:09
(6526) ソシオネクスト 2026年度から成長加速へ - 米データセンター向けMPUと車載SoCが牽引
(6526)ソシオネクストは、海外向けのカスタムSoC(System on a Chip)事業を中核に据えたが、SoC開発に時間が必要なため、商談成立から量産出荷開始までは、2~3年はかかる。中国市場や民生市場が弱含みで、2024年度(2024年4月~2025年3月)と2025年度(2025年4月~2026年3月)の売上高は横ばいか微減を見込むが、2026年度(2026年4月~2027年3月)からは成長路線に復帰する。
その一つが、米国のデータセンター向けMPU(マイクロプロセッサ―)で、最先端プロセスである3nm世代で製造される予定だ。AI(人工知能)の導入が進むことでカスタムSoC需要が膨らみ、チップレットの開発では、英アームおよび台湾TSMCと協業する。このチップレットのサンプルは2025年上期に登場する予定だ。
また、インドのC-DACは、Arm アーキテクチャー採用の HPC プロセッサー「AUM」の設計・開発で MosChip およびソシオネクストと提携したのが、昨年7月のことだった。C-DAC は、スーパーコンピューティング技術の完全なインド国産化を目指している。
もう一つの車載市場では、自動運転やADAS(先進運転支援システム)の進化に伴い、車載半導体市場は急速に拡大している。ソシオネクストは、3nmプロセスを用いたADASおよび自動運転向けカスタムSoCの開発にも着手しており、2026年からの量産開始を予定している。これにより、さらなる成長が見込まれる。
これらの市場には、米マーベル、ブロードコム、クアルコムなど有力な競合企業があり、最先端分野で熾烈な戦いが予想されるが、米データセンターだけでも26年度からは年間500億円規模の売上増加が期待出来る。
株価はもう少し、下値鍛錬が必要と見られるが、2500円以下では安定的な安値を形成しており、押し目買いスタンスで良さそうだ。
https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=6526
その一つが、米国のデータセンター向けMPU(マイクロプロセッサ―)で、最先端プロセスである3nm世代で製造される予定だ。AI(人工知能)の導入が進むことでカスタムSoC需要が膨らみ、チップレットの開発では、英アームおよび台湾TSMCと協業する。このチップレットのサンプルは2025年上期に登場する予定だ。
また、インドのC-DACは、Arm アーキテクチャー採用の HPC プロセッサー「AUM」の設計・開発で MosChip およびソシオネクストと提携したのが、昨年7月のことだった。C-DAC は、スーパーコンピューティング技術の完全なインド国産化を目指している。
もう一つの車載市場では、自動運転やADAS(先進運転支援システム)の進化に伴い、車載半導体市場は急速に拡大している。ソシオネクストは、3nmプロセスを用いたADASおよび自動運転向けカスタムSoCの開発にも着手しており、2026年からの量産開始を予定している。これにより、さらなる成長が見込まれる。
これらの市場には、米マーベル、ブロードコム、クアルコムなど有力な競合企業があり、最先端分野で熾烈な戦いが予想されるが、米データセンターだけでも26年度からは年間500億円規模の売上増加が期待出来る。
株価はもう少し、下値鍛錬が必要と見られるが、2500円以下では安定的な安値を形成しており、押し目買いスタンスで良さそうだ。
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