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    原発周辺自治体に「エアテント」配備、関連メーカーに注目
    政府は、全国の原発周辺自治体に放射性物質の侵入を防ぐための可搬型防護テントを配備する方針を固めた。この「エアテント」と呼ばれる防護テントは、空気で膨らませることで短時間で設営可能な構造となっており、原発事故や災害時の避難や対応拠点としての活用が期待されている。

    エアテントは、軽量で可搬性が高く、災害現場や緊急対応の現場で迅速に展開できるのが特徴だ。テント内部は密閉性が高く、外部からの放射性物質や有害物質の侵入を防ぐ構造になっているため、避難所や医療拠点としての利用が進む。特に今回、政府が原発周辺の自治体に配備を進める背景には、放射性物質拡散に備えた迅速な対策強化がある。

    エアテントの国内主要メーカーとしては、(3445)RSテクノロジーや(7984)コクヨなどが挙げられる。RSテクノロジーは、高度な密閉技術を有し、防災や医療分野向けの製品を開発している。一方、コクヨは大規模災害時の仮設設備に強みを持ち、製品の供給力で評価されている。(5142)アキレスは除染用や感染症対策用などの医療用エアーテントを手掛けている。

    特に、AIやIoT技術を組み込んだ「スマートテント」の開発が進む中、差別化された技術力が今後のシェア争いの鍵を握るとみられている。

    「エアテント」関連
    3445 RS Technologies
    3526 芦森工業
    5142 アキレス
    7984 コクヨ

株式情報更新 (12月25日)


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