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2021/12/27 10:50
(6301) 小松製作所 建設機械およびフォークリフトの全製品販売価格を平均10%値上げ
小松製作所は、2022年1月1日より国内市場向けの建設機械およびフォークリフトの全製品販売価格を平均10%値上げする。世界的な半導体やコンテナ不足の影響を吸収してきたが、鋼材価格高騰や物流費の上昇が続き、吸収できなくなった。鋼材価格が比較的安い中国での調達増加などでは抗しきれないようだ。原材料費が390億円、物流費が85億円のコストアップ要因となっている。建機の一律値上げは2008年3月以来で、建機とフォークリフトを同時に値上げするのは初めてとなる。
同業の日立建機も同様の状態で値上げの意向を示している。価格転嫁以外の抜本的な解決策は見当たらず、収益改善策として受け入れられそうだ。株価は2600円どころが下値抵抗線として意識される。株価連動性の高い米キャタピラーも底割れを回避しており、世界経済の回復の恩恵を受けることから、格上げの動きも出ている。
同業の日立建機も同様の状態で値上げの意向を示している。価格転嫁以外の抜本的な解決策は見当たらず、収益改善策として受け入れられそうだ。株価は2600円どころが下値抵抗線として意識される。株価連動性の高い米キャタピラーも底割れを回避しており、世界経済の回復の恩恵を受けることから、格上げの動きも出ている。