株テーマ:物流(スマート物流サービス)の関連銘柄
「3PL」(サード・パーティ・ロジスティクス)は、荷主企業に代わって、最も効率的な物流戦略の企画立案や物流システムの構築の提案を行う。国も効率的な物流支援に乗り出している。3PL協会の加盟企業は254社。日本物流団体連合会の加盟企業は93社。政府は、サプライチェーン全体を効率化する「スマート物流サービス」プロジェクトを開始する。
物流施設の建設では大和ハウス工業が国内トップで、全国で251棟を建設。2020年度も30棟を着工する。
物流の2024年問題
政府は、トラック運転手が不足する「2024年問題」に対応する中長期計画をまとめた。荷主への規制強化や物流業務の自動化などを通じて運転手1人当たりの荷待ち・荷役の作業時間を30年度までに、19年度比で年125時間以上減らす目標を掲げた。
計画では、30年度時点で、需要に対して輸送力が34%(約9億トン相当)不足すると見込まれると想定した。トラックの積載率を高める取り組みを強化し、需要に対応する輸送力を確保する。宅配便などの再配達の割合も、現在の12%から6%に半減させる。