住友電気工業は、5G
基地局向けのGaN(
窒化ガリウム)
半導体を米国でも生産する。投資額は数十億円で、日米二極生産で生産量を倍増させる。
ファーウェイ向けが減少するため、エリクソンやノキアなどに供給すると見られる。
基地局アンテナで電波を増幅する高電子移動度トランジスタ(HEMT)と呼ばれており、住友電工の世界シェアは7割を超えている。シリコン
半導体よりも高周波帯で利用するため、ミリ波帯などの需要はさらに増えそうだ。
米ツーシックスと協業し、ニュージャージー工場に6インチ(200ミリ)のGaN専用量産ラインを設置、21年から量産を開始する予定となっていた。