旧世代の
半導体製造装置需要が高まっている。最新の
半導体製造装置は300ミリウェハーに対応したものだが、旧世代の200ミリウェハー対応機種は、
中古品市場で品切れが相次ぎ、東京エレクトロンやSCREEN HDに恩恵をもたらしている。キャノンはわざわざ200ミリウェハーの対応機種を20年2月に発売するという。
ただの時代遅れではなく、
SiC(炭化ケイ素)材料にも対応し、
IoTの普及で需要が高まる
半導体製造装置で、電子部品メーカーが設備投資を抑えながら、増産投資する需要に応える。こうした動きは以前から見られたが、新規参入するほど需要が強まっており、性能ばかりでなく量の確保が高まっているようだ。