注目銘柄
2024/4/25 07:39
半導体前工程のフォトレジストでは、JSRと東京応化工業がシェア27%で首位を分け合い、(4063)信越化学工業、(4005)住友化学、(4901)富士フイルム HDを加えた日本勢でシェア9割を占めている。
東京応化工業はフォトレジストの戦略的投資を加速している。
・熊本県菊池市の新工場=24年度上期の竣工、25年度上期の稼働を予定
・郡山工場の新棟=24年度下期に着工、26年度下期の稼働を予定
・韓国TOK尖端材料=2027年に着工し、28年の稼働を予定
郡山工場は国内最大のフォトレジスト製造棟となる予定だ。
政府系ファンドの産業革新投資機構(JIC)による1兆円規模のTOBで、JSRは上場を廃止した上で半導体材料の業界再編で主導権を狙っている。フォトレジスト市場は3000億円規模でそれほど大きくないが、国策会社として技術獲得や開発投資をまかなうための規模拡大に邁進する。
再編相手の筆頭候補に挙げられるのは、東京応化工業だが、独禁法の問題もあり、すんなりとはいきそうもない。再編が難航すると見て、ひたすら戦略的投資を拡大する東京応化工業の動きが興味深い。
フォトレジストの原料を一手に担うのは、(4970)東洋合成工業だ。水平統合ではなく、垂直統合の可能性も一考しておきたい。
東京応化工業はフォトレジストの戦略的投資を加速している。
・熊本県菊池市の新工場=24年度上期の竣工、25年度上期の稼働を予定
・郡山工場の新棟=24年度下期に着工、26年度下期の稼働を予定
・韓国TOK尖端材料=2027年に着工し、28年の稼働を予定
郡山工場は国内最大のフォトレジスト製造棟となる予定だ。
政府系ファンドの産業革新投資機構(JIC)による1兆円規模のTOBで、JSRは上場を廃止した上で半導体材料の業界再編で主導権を狙っている。フォトレジスト市場は3000億円規模でそれほど大きくないが、国策会社として技術獲得や開発投資をまかなうための規模拡大に邁進する。
再編相手の筆頭候補に挙げられるのは、東京応化工業だが、独禁法の問題もあり、すんなりとはいきそうもない。再編が難航すると見て、ひたすら戦略的投資を拡大する東京応化工業の動きが興味深い。
フォトレジストの原料を一手に担うのは、(4970)東洋合成工業だ。水平統合ではなく、垂直統合の可能性も一考しておきたい。