株テーマ:電動キックボードの関連銘柄
電動キックボードは、ラストワンマイルと呼べれる0.5km~4kmの移動に適したもので、原動機付き自転車に区分され、走行は車道のみで運転免許証も必要となる。政府は2022年3月に道路交通法改正案を閣議決定し、電動キックボードで低速車両の新たな区分を創設。最高速度が自転車並みの時速20キロまでの車両は「特定小型原動機付き自転車」として免許なしでも運転できるようにする。16歳未満の運転は禁じる。警察庁は2023年1月に一定の条件を満たす電動キックボードの運転免許なしでの公道走行を2023年7月から解禁する方針を示した。
米ボストン・コンサルティング・グループは、電動キックボードのシェアリングの市場規模が2025年に最大500億ドル(約5.6兆円)になると試算しており、今後の市場拡大が期待される。
リードは、2022年9月に電動キックボード用「移動型ワイヤレス給電スタンド」の特許を申請。
京浜急行電鉄とサンオータスは、電動キックボードシェアリングサービスを開始。京急グループのホテルなどにパーキングステーションを設置し、サンオータスが所有するキックボードを専用アプリで利用する。
古河電気工業は、電動キックボードのワイヤレス充電ポートシステムを開発。2022年3月まで大林組技術研究所で実証実験を行い、2025年の製品化を目指す。
スタートアップのLuupも設置を拡大しており、主要株主は東京海上ホールディングスやDG(デジタルガレージ)インキュベーション、マーキュリアインベストメントなど。
ファミリーマートは最大600店舗に電動キックボードの貸し出し拠点を開設する。制度改正で利用しやすくなり、全国展開も視野に入れる。