株テーマ:放射性医薬品(セラノスティクス)の関連銘柄
放射性医薬品関連株。放射性医薬品は、患者の体内に入った放射線医薬品から出る放射線を検出することで、体の外から病気の場所や機能の状態を調べることができる。がんを見つける診断薬とがんを攻撃する治療薬とがある。放射線は高感度に検出できることや一定時間の後は体の外に排出されることなどから安全に検査できる。
アステラス製薬は、大腸がんや肺がん、乳がんなど向けに放射性医薬品の候補物質を開発。診断薬と治療薬でそれぞれ実用化を進める。
富士フイルム富山化学は、がんの診断薬・治療薬の候補物質「FF-10158」で悪性神経膠腫を対象とした国内臨床試験の開始に向けて準備。2018年12月には「FF-10158」でノバルティスグループのAAAと海外における開発・販売でライセンス契約を締結した。また、2020年8月には2015年にAAAと「Lutathera」の国内開発・販売でライセンス契約を締結し臨床開発を進めてきた放射性医薬品「F-1515」で膵臓、消化管、肺の神経内分泌腫瘍の治療薬として厚労省に製造販売承認を申請した。
ペプチドリームは、ペプチド放射性薬品開発で2018年に日本メジフィジックス、2019年にノバルティス、2020年10月に米レイゼバイオと共同研究開発契約を締結している。