株テーマ:電力取引(P2P)の関連銘柄

ブロックチェーンを活用した電力取引の関連銘柄一覧。ブロックチェーンを活用した個人間の電力取引(P2P電力取引)では、各参加者の電力消費量や発電量をAI(人工知能)が予測するなど、システムが売買マッチングから契約締結、履行までを自動で行う。実用化に向けた実証実験が進められており、実証実験では第三者を介さず、適正な取引管理が行われているかが検証されている。

トヨタ自動車と東京電力ホールディングスなどは、2019年6月から2020年5月に実証実験を実施。中部電力は太陽光発電による余剰電力を個人間で取引する実証実験を実施。個人間で電力取引を可能にするプラットフォーム構築など、新たなサービスの開発につなげる。

KDDIとJパワーが出資するエナリスは家庭の太陽光発電の電力を預かり市場で運用する実証実験を2019年12月から始める。ブロックチェーンで預かった電力がどの家庭で発電されたのかを特定できるようにした。市場での販売で得た利益の一部を手数料で受け取る。

リコーは、2020年8月にブロックチェーンを活用し、再生可能エネルギーの発電から消費までをリアルタイムにトラッキングする電力取引管理システムを開発し、実証実験を開始した。

三菱電機と東京工業大学は、P2P電力取引を最適化するブロックチェーン技術を開発。三菱電機がP2P電力取引システムの設計を、東京工業大学がブロックチェーンの研究開発や最適約定アルゴリズム設計開発を行う。2021年4月から性能評価と探査処理の改良を行い、早期実用化を目指す。

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