株テーマ:SEPの関連銘柄
海洋土木最大手の(1893)五洋建設と(1812)鹿島建設は、10~12メガワットクラスの着床式洋上風力発電施設の基礎と風車の建設用に、1600トン吊りクレーンを搭載したSEP(自己昇降式作業台船)型の多目的起重機船を建造している。投資額は約185億円で、稼働開始は2023年3月の予定。
世界のSEP船は7割以上をオランダのGustoMSCが占めており、クレーンもオランダのHuisman製を採用する。オランダの風車の伝統が活きているようだ。(1803)清水建設も世界最大級の搭載能力とクレーン能力を備えた、高効率の自航式SEP船を建造している。投資額は500億円で、完成は2022年10月の予定だが、これもGustoMSCが協力している。
さらに(1802)大林組と(1885)東亜建設工業も2023年4月の完成を目指してSEP船を建造している