株テーマ:IoT活用(予知保全)の関連銘柄
IoT活用関連株。近年では設備や製造ラインの保全手段として、状態監視で得られた情報を分析し、診断することで、保全や生産性向上につなげる予知保全が注目されており、市場拡大も期待される。
日立製作所は顧客の設備をインターネットにつないで集めたデータを分析し、コスト削減などを展開する「ルマーダ」が好調。NTTデータはIoTクラウドサービス「アイクアトロ」を展開。企業のサプライチェーンや業務プロセスの情報共有などから業務最適化や生産ん活動の高度化、コスト削減に貢献する。ファナックは工作機械や産業用ロボットを制御する「フィールドシステム」、コマツは油圧ショベルなどの建機を管理する「ランドログ」を展開する。
三井物産は、米GEと鉱山運営でシステムを共同開発。NTTドコモは、米GEとインフラの遠隔管理。NECは、製造業向け生産向上システム。トプコンは、農場向け総合管理システム。日本電産は、日本IBMと早期異常検知や要因分析効率化システム。アルプス電気は日本IBMと提携し、生産性向上やインフラ監視サービスへのIoT活用が広がってきた。
アルプスアルパインと損保ジャパンは、2020年8月から東芝のIoTプラットフォーム「ifLink」を活用し、IoTセンサー連動型の保険商品の共同開発を開始した。
三菱電機は、IoTプラットフォーム「INFOPRISM」を活用し、鉄道車両の故障を予知するメンテナンスソリューションなどを展開。
日本精工は、英スペクトリスから設備監視事業を買収し、2021年3月に完了。コンディション・モニタリング・システム事業構築の土台とし、成長ドライバーと位置づけ、新たな収益源に育てる方針。