富士通は、2025年度から日本国内で「Fujitsu クラウドサービス Generative AI Platform」の提供を開始すると発表した。このサービスは、データの機密性とクラウドの利便性を両立させ、機密性の高い情報も安全に業務で活用できる点が特徴だ。

富士通のクラウドサービスは、国内データセンターを活用し、高度なセキュリティを確保する点が特徴だ。海外の大手クラウドサービスは、AIの学習データを海外サーバーに保管するケースが多く、機密情報管理の観点から国内企業の採用が慎重になっている。一方、富士通のサービスは、国内運用に特化し、データ主権を確保できる強みを持つ。また、計算コストの削減や、企業の個別ニーズに応じたカスタマイズも可能とする。

サービスには、エフサステクノロジーズの生成AI基盤「Private AI Platform on PRIMERGY」やSupermicroのGPUサーバー、世界トップレベルの日本語性能を持つ企業向けLLM「Takane」などが含まれる。今後、他社のLLM製品なども順次拡充する予定だ。

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