注目銘柄

    注目銘柄 2024/12/23 09:17
    (8035) 東京エレクトロン AI向け比率4割へ 中国減速を吸収
    (8035)東京エレクトロンの2026年3月期は、人工知能(AI)向け半導体製造装置の需要が一段と高まる見通しだ。連結売上高に占める25年3月期のAI向けの比率は前期の2倍となる3割に拡大する見通しで、4割程度まで上昇する可能性があり、中国市場の減速による影響を相殺できる見込みだ。

    東エレクは25年の前工程製造装置市場におけるAI向け比率を40%と予測しており、自社でも同水準の達成を見込んでいる。25年の市場は24年比で「10%台半ばくらいの成長が期待できる」としており、来期のAI向け売上高は1兆円を超える可能性がある。

    半導体大手各社は生成AI用半導体の生産設備増強に注力しており、装置需要は依然として旺盛だ。特にDRAMチップを垂直に積層し、データ転送速度を高速化する広帯域メモリー(HBM)向けの需要が伸びている。ウエハーの貼り付けに使用するボンディング装置やウエハーの検査装置の引き合いが強い。

    26年3月期の中国の売上高も今期推定から1割強減る可能性がある。今期は9500億円強(前期は8133億円)と過去最高になるとみられ、この反動も出るが、会社側は中国減速の影響は短期では大きくないと見ている。

株式情報更新 (1月10日)


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