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2024/3/5 08:11
(6315) TOWA 半導体後工程の注目度上昇、TOWAに追い風
TOWAは、AI半導体関連の需要拡大を受け、業績拡大の好機を迎えている。岡田博和社長は日経CNBCのインタビューで、来期から投資を本格化し、売上高1000億円を目指すことを表明した。
半導体製造は前工程(回路形成)が重視されてきたが、微細化技術の限界に近づき、後工程(チップ保護加工など)の重要性が高まっている。TOWAは、半導体チップを樹脂で封止する独自技術を持ち、この技術がAI半導体製造で強みを発揮する。
TOWAのコンプレッション方式封止装置は、AI半導体製造に欠かせないHBM(広帯域メモリー)の積層チップを、高精度かつ歩留まり向上を実現する。24年3月期に韓国半導体メーカーから15~20台の受注予定があり、27年3月期から本格的な事業化を見込む。
TOWAは、HBMだけでなく、GPUなどの複数のAI半導体を一括で封止する「レジンフロー成形」装置も開発した。詳細は非公開だが、従来の装置よりも効率的な自動封止が可能となる。
現在の生産体制では売上高750億円程度まで対応可能だが、長期目標である1000億円達成には設備投資が必要となる。岡田社長は、来期から国内外での新工場や開発拠点の整備、M&Aなどを検討していくと語った。
半導体製造は前工程(回路形成)が重視されてきたが、微細化技術の限界に近づき、後工程(チップ保護加工など)の重要性が高まっている。TOWAは、半導体チップを樹脂で封止する独自技術を持ち、この技術がAI半導体製造で強みを発揮する。
TOWAのコンプレッション方式封止装置は、AI半導体製造に欠かせないHBM(広帯域メモリー)の積層チップを、高精度かつ歩留まり向上を実現する。24年3月期に韓国半導体メーカーから15~20台の受注予定があり、27年3月期から本格的な事業化を見込む。
TOWAは、HBMだけでなく、GPUなどの複数のAI半導体を一括で封止する「レジンフロー成形」装置も開発した。詳細は非公開だが、従来の装置よりも効率的な自動封止が可能となる。
現在の生産体制では売上高750億円程度まで対応可能だが、長期目標である1000億円達成には設備投資が必要となる。岡田社長は、来期から国内外での新工場や開発拠点の整備、M&Aなどを検討していくと語った。