前2月期売上は、22.9％増の4790万円、営業利益は94.5％増の528億円、純利益は2倍の383億円となった。中国で５Ｇや新エネルギーなどのインフラ投資が継続し、半導体などの供給不足や原材料費・物流費の高騰はあったものの、売上は過去最高となった。前期までは中国景気減速の影響は出ていない。営業利益は市場コンセンサスを上回っているが、会社計画（580億円）を下回った。原料高は20億円のコスト増要因となったが、価格転嫁8億円程度挽回した。

今期売上は9.6％増の5250億円、営業利益は36.2％増の720億円、純利益は36.9％増の525億円を計画する。今期想定為替は1ドル＝120円、1ユーロ＝133円とした。世界的なＥＶ化の加速による自動車およびリチウムイオン電池関連需要が急拡大しており、主力事業であるＡＣサーボ、ロボットを中心に成長が継続する。足元の受注も過去最高となっている。寄り付きは買い先行となっている。