TDKは2022年3月期の営業利益を1500億円から1570億円と4.7％上方修正した。自動車市場では、部品搭載点数の増加や部材確保の動きで受動部品やセンサの販売が拡大。ICT市場では、ノートパソコンやタブレット端末の需要継続や5G関連需要の拡大で、二次電池や受動部品、センサの販売が拡大し、増益となる見通し。年間配当も191円から208円に増配する(株式分割前ベース)。

また、2022年3月期第2四半期(4-9月)の営業利益は28.2％増の800億円。

主なセグメント別では、二次電池や電源のエナジー応用製品の利益は29％減の343億円。ICT市場向けの販売が大幅に増加した。

コンデンサやインタラクティブデバイスなどの受動部品の利益は126.4％増の393億円。セラミックコンデンサは自動車向けは増加するも、ICT向けが減少。インダクティブデバイスは自動車向け販売が増加した。

TDKの株価は0.12％安の4125円で推移している。