通期売上を6.2％増の1兆0500億円、営業利益を70％増の870億円、純利益を75.4％増の680億円へ上方修正した。車載向けベアリングやモーター販売が好調で、巣ごもり需要でデータセンターやゲーム向け部品の出荷も順調となっている。ただし上振れ分は上期分を上乗せしただけで、下期は横ばい計画のため、さらなる上振れが期待できそうだ。第1四半期の売上、営業利益は過去最高となっている。アナログ半導体を大幅に強化しており、上期で営業利益100億円も射程圏としている。

併せて発行済み株式総数の0.74％に当たる300万株、100億円の自社株買いを実施する。取締役の報酬決定要因に時価総額が追加されており、株価意識が高まりそうだ。