EV向けのワイヤレス充電用コイルを開発した。現在のEV充電は充電スタンドでケーブル接続する方法が一般的で、ワイヤレス充電はほとんど見られない。大日本印刷は
半導体フォトマスク製造の技術を転用し、薄型で軽量化したシート型コイルを開発した。フォトリソグラフィ技術で、シートに直接コイルを形成することで、重量も4分の1に軽量化した。ワイヤレス充電システムのコア部材でケーブル接続の手間を省き、人体や周辺機器への影響も小さい。厚さも一般的なタイプの12ミリメートルに対して、2.5ミリメートルと薄型化している。ワイヤレス充電は便利だが、普及の壁は高い。