☆今日の人気テーマ・ベスト10(4月25日時点)

1 5G注目株
2 5Ｇ基地局
3 自動運転　自動ブレーキ
4 電気自動車(ＥＶ)駆動用モーター
5 バイオベンチャー
6 MaaS
7 半導体製造装置の逆襲
8 空飛ぶクルマ
9 ブロックチェーン
10 新紙幣特需期待の有望株　紙幣処理機


アセットアライブが集計する「株式情報テーマ」ランキング(4月25日)では、「5G」がキーワードのテーマがトップ2となった。5G関連への関心が継続した。また、8位に「空飛ぶクルマ(タクシー)」がランクインした。

5G関連では、(9984)ソフトバンクグループが、上空20キロメートルの成層圏に通信基地を設置する事業で、グーグルの親会社アルファベットと提携すると報じられている。成層圏に無人航空機を飛ばす方法では、直径200キロメートルをカバーできる。衛星通信ほど大きなコストはかからず、メリットは大きい。アルファベットの子会社ルーンがバルーンを使った通信実験を行っていたことでは有名だが、この方法が実用化できれば、地上基地局の設置コストを大幅に削減できることになる。高度千～数万キロメートルの宇宙空間から電波を飛ばす通信衛星と比べて通信の遅延が少なく、5Gにも対応しやすいという。

5Ｇ関連株の(6754)アンリツは決算を発表し、アンリツの2019年3月期営業利益は128.9％増の112億円となった。計測事業で、5Ｇ開発投資の需要獲得のためのソリューション開発と組織体制の整備に注力。5Ｇチップセットや端末の初期開発需要を獲得したことなどが寄与。計測事業の営業利益は前期の21億円から91億円と338.3％増となった。

2020年3月期営業利益は11.1％減の100億円を計画する。世界各国で5Ｇの本格的な商用化に向けた準備が加速することが見込まれ、アンリツは各国オペレータの商用化計画に的確に対応したソリューションを提供するとしている。増収予定も戦略的投資を増やすため、減益を見込む。

総務省は5Ｇで携帯4社に基地局の増設を呼びかけると報じられた。4社は2024年度までに計7万局を作る計画を提出。総務省は地方で整備する場合に2020年度から補助金を出し、2024年度に計画より2割多い8万4000局を目標とするもよう。