注目銘柄

    注目銘柄 2025/3/10 08:33
    (6701) 日本電気 5G仮想化基地局向けソフトウェアを商用化、大幅な省電力化を実現
    (6701)日本電気(NEC)は、5G対応の仮想化基地局(vRAN)向けソフトウェアを開発し、商用化した。このソフトウェアは、国内外の通信事業者に提供され、2026年度までに5万局以上の展開を目指している。

    vRANは、汎用サーバー上に無線基地局の機能をソフトウェアで構成する技術だ。NECの開発したソフトウェアは、O-RAN ALLIANCEが定める仕様に準拠しており、異なるベンダーの装置やクラウド環境と連携して動作することを保証している。

    特筆すべき点は、その省電力性能だ。仮想化によるリソース再配置が可能になり、NECの専用ハードウェア5G基地局装置使用時と比較して、最大約65%の装置トータル消費電力削減を実現した。これは、通信事業者の運用コスト削減と環境負荷低減に大きく貢献する可能性がある。

    さらに、NECはvRANの高機能化を実現するNear-RT RIC(Near Real-time RAN Intelligent Controller)も開発している。これにより、多様化するサービス要求に応じてRANの動作を動的にカスタマイズし、品質改善やSLA保証、省電力などの機能拡張が可能となる。

    すでに国内外の通信キャリアとの協議を開始しており、本格導入を目指す。

株式情報更新 (3月10日)


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