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2024/12/25 10:38
(6723) ルネサスエレクトロニクス 新型プロセッサー「RZ/T2H」の量産を開始!産業ロボット市場で攻勢
(6723)ルネサスエレクトロニクスが高性能演算用プロセッサー「RZ/T2H」の量産を開始した。主に産業機器やロボット向けの需要を狙い、工場のデジタル化が進む中、複雑化する動作に対応する製品として注目される。
「RZ/T2H」は、英アーム規格のコアを採用した高性能CPUを搭載しており、従来製品に比べソフトウエア処理性能が2〜3割向上している。1つのチップで最大9軸のモーターを同時に制御する能力を備え、産業用ロボットや工作機械の動作をより素早く、精密に実現できる。
従来は複数の種類の半導体を用いて行っていたモーター制御を、このプロセッサー1つで実現することで、必要な部品点数を大幅に削減できる。また、設計開発の簡素化に寄与するため、顧客企業の開発負担の軽減が期待される。さらに、複数の通信方式に対応し、高いセキュリティー性能を実現している点も大きな特長だ。
工場のデジタル化が進む中、産業機器に搭載されるモーターの数は増加傾向にある。こうした市場の変化を背景に、ルネサスはファクトリーオートメーション(FA)投資を積極的に進める企業をターゲットに、新製品の販売を推進する。
ルネサスエレクトロニクスはこれまで自動車分野での成長を牽引してきたが、今回の新製品は産業分野でもプレゼンスを強化する一手となるだろう。12月期の売上収益は下方修正されており、営業利益率も34.1%から28.9%へ低下する見込みだ。市況の回復は鈍いが、次期は車載半導体の搭載数が増えることもあり、押し目買いに徹したい。
「RZ/T2H」は、英アーム規格のコアを採用した高性能CPUを搭載しており、従来製品に比べソフトウエア処理性能が2〜3割向上している。1つのチップで最大9軸のモーターを同時に制御する能力を備え、産業用ロボットや工作機械の動作をより素早く、精密に実現できる。
従来は複数の種類の半導体を用いて行っていたモーター制御を、このプロセッサー1つで実現することで、必要な部品点数を大幅に削減できる。また、設計開発の簡素化に寄与するため、顧客企業の開発負担の軽減が期待される。さらに、複数の通信方式に対応し、高いセキュリティー性能を実現している点も大きな特長だ。
工場のデジタル化が進む中、産業機器に搭載されるモーターの数は増加傾向にある。こうした市場の変化を背景に、ルネサスはファクトリーオートメーション(FA)投資を積極的に進める企業をターゲットに、新製品の販売を推進する。
ルネサスエレクトロニクスはこれまで自動車分野での成長を牽引してきたが、今回の新製品は産業分野でもプレゼンスを強化する一手となるだろう。12月期の売上収益は下方修正されており、営業利益率も34.1%から28.9%へ低下する見込みだ。市況の回復は鈍いが、次期は車載半導体の搭載数が増えることもあり、押し目買いに徹したい。