半導体産業協会（SIA）は、2024年10月の世界半導体売上高が569億ドルとなり、前年同月比で22.1％増加したと発表した。これは2023年10月の466億ドルを大きく上回り、9月の553億ドルからも2.8％増加している。月間売上高としては過去最高を記録した。

また2024年の年間売上高は前年比19.0％増の6,269億ドルに達する見通しだ。さらに2025年には、前年比11.2％増の6,972億ドルに達すると予測されている。

地域別では、2024年10月の前年比売上高がアメリカで54.0％増、中国で17.0％増、アジア太平洋・その他地域で12.1％増、日本で7.4％増となった一方、ヨーロッパでは7.0％減少した。また、前月比ではアメリカが8.3％増加し、ヨーロッパが1.3％増、中国が1.0％増、日本が0.2％増となったが、アジア太平洋・その他地域では0.7％減少した。

半導体市場は引き続き堅調な成長を維持するとみられており、特にアメリカ市場での顕著な伸びが全体を牽引している。2025年も二桁成長が続くと予想されており、市場全体としてさらなる拡大が期待される。