東海カーボンは、米国子会社を通じて、黒鉛加工会社の米KBRの全株式を取得する。KBRは東海カーボンの持分法適用会社であるMWI社の株式59.8%を保有しており、今回の買収によりKBRとMWIは東海カーボンの連結子会社となる。
KBRとMWIは高度な黒鉛加工技術を持ち、
炭素製品をパワー
半導体、航空
宇宙、一般耐熱などの産業向けに供給している。東海カーボンは今回の買収により、
ファインカーボンの大市場である米国での事業を拡大する狙いだ。
買収完了は9月を予定しており、買収額は非公表となっている。東海カーボンは今回の買収により、米国における黒鉛加工事業の強化と成長市場への対応を加速させる方針だ。