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2023/2/16 10:41
(3896) 阿波製紙 逆浸透膜(RO膜)用支持体を製造する新工場を建設
阿波製紙は、海水の淡水化や純水を製造する際に用いる逆浸透膜(RO膜)用支持体を製造する新工場を建設し、生産能力を倍増させる。90億円を投じて2025年に稼働させ、3年後のフル稼働を見込んでいる。阿波製紙の売上構成を見ると、エンジン用フィルターやクラッチ板用の摩擦材といった自動車向け資材が約5割で、水処理関連資材関連は42%あまりを占めており、逆浸透膜(RO膜)用支持体の需要が増加している。本格稼働すれば、自動車向けと水処理向けの売上比率が逆転し、逆浸透膜(RO膜)用支持体は世界トップシェアの5割を維持すると見られる。
逆浸透膜(RO膜)用支持体は、ポリエステル繊維100%のシートで、水処理にあたり分離膜単体では十分な強度が得られないため、分離膜支持体に分離膜を塗布し、強度を増すために使用するシートとなっている。逆浸透膜を使った水処理プラントは、海水の淡水化、硬水を軟水化、半導体を洗浄する超純水施設として、世界中で建設が進んでいる。3月期末配当を3円50銭と、4期ぶりに復配する。
逆浸透膜(RO膜)用支持体は、ポリエステル繊維100%のシートで、水処理にあたり分離膜単体では十分な強度が得られないため、分離膜支持体に分離膜を塗布し、強度を増すために使用するシートとなっている。逆浸透膜を使った水処理プラントは、海水の淡水化、硬水を軟水化、半導体を洗浄する超純水施設として、世界中で建設が進んでいる。3月期末配当を3円50銭と、4期ぶりに復配する。