ENEOSは、2021年10月11日、再生可能エネルギー新興企業のJREの全株式取得を決定したと発表した。買収額は2000億円。完了は2022年1月下旬頃を予定する。

JREは、太陽光や陸上風力、バイオマスの再生可能エネルギー電源を多数保有しており、発電容量は2021年9月時点で37.9万kW、建設中のものを含めると約70.8万kWとなっている。また、洋上風力発電の事業化検討にも積極的に取り組んでいる。

ENEOSはJREの買収で再生可能エネルギーの発電容量が約122万kWとなる。将来的には、再生可能エネルギー電源を蓄電池やEVで最適に制御するエネルギーマネジメントシステムと組み合わせることにより、CO2フリー電機を安定的に供給できる体制を構築する。

ENEOSホールディングスの株価は1.92％高の457.3円で推移している。