茨城県の那珂工場の火災事故で、
半導体生産が停止していることから、4月下旬以降の
半導体供給が不足するため、愛媛県西条工場での代替生産する方針を固めたようだ。那珂工場では、クリーンルームの復旧が4月中旬と見込まれており、火災事故の影響を受けた製造装置は23台となった。このうち11台は4月中に調達できる見通しとなったが、残りは6月以降にずれ込む装置もあり、
半導体装置メーカーと調整を続けている。
これまでは4月末までに必要な製造装置の調達が完了し、火災事故から約3ヶ月で製品出荷量が回復する前提だったが、出荷正常化は後ろ倒しとなる。西条工場は那珂工場と同じく、前工程が主力。