半導体ウエハ用研磨剤の世界的大手で、シリコンウエハの仕上げ工程で使う研磨材では世界シェアの8割を持つ。主力顧客は信越化学工業や米インテル、台湾ＴＳＭＣで海外売上比率は3割。台湾では既に生産能力を増強しているが、国内でも2024年までに生産能力を3割引き上げる。シリコンウエハは主力の300ミリからより大口径の450ミリに移行すると見られ、高精度の表面加工が要求されるため、利益率も15％と高い。21年3月期売上は7％増の410億円、営業利益は22％増の73億円で過去最高を更新する。

株価は1月25日に過去最高値4550円をつけた後、調整一巡で半値戻りとなっている。週足での4000円割れは長い下ひげを引いており、底入れ感は強い。高値更新のチャンスは十分にありそうだ。