株テーマ:海洋掘削の関連銘柄

日本海洋堀削は「メタンハイドレート」の掘削工事を10億円で受注。太平洋南海トラフで、掘削船「ちきゅう」が2012年1月から初のメタンハイドレート回収実験を行う。FPSO(Floating Production, Storage and Offloading system: 浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)は、洋上で石油・ガスを生産し、生産した原油を設備内のタンクに貯蔵して、直接輸送タンカーへの積出を行う設備。FPSOは浮体式の海洋石油・ガス生産設備の6割以上を占め、世界で約160基のFPSOが稼動している。海洋掘削装置は一基500億円以上。IHIは日本海洋堀削の改造工事も手がけ、海洋掘削装置の積極受注に意欲。

FSO(Floating Storage and Offloading system: 浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備)は、石油・ガスの生産を行なう設備を持たない、洋上での貯蔵・積出専用の設備で、タンクに貯蔵し、輸送タンカーへ積出を行う。世界で約100基のFSOが稼動している。政府は2013年度からの海洋基本計画で、海上大型プラント建造技術を育成、国交省が16億円の補助金を概算請求した。世界の海上プラント事業は韓国、シンガポール、中国勢が優勢で、今後の日本近海での資源開発をにらみ、国産技術を開発する。JOGMECは沖縄県久米島沖で有望な海底熱水鉱床が存在することを確認した。遠隔操作の無人機が持ち帰った6個の鉱物からは、南米銅山で採掘されている15-30倍の銅含有率が確認された。鉱床は広範囲に及ぶ可能性が高く、政府は本格的な調査を進め、20年代にも商業採掘を目指す。

JOGMECは平成26年10月に海上保安庁からの調査データの提供を受け、平成26年11月に民間調査船を活用し、ROVによる海底観察と試料採取を行った結果、有望な海底熱水鉱床の存在を確認していた。

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株式情報更新 (11月22日)


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