株テーマ:mRNAの関連銘柄
経済産業省は、ワクチン生産体制を強化するために企業の設備投資を補助する事業に17件、計2265億円を選定した。
第一三共は、2023年2月に開発中のインフルエンザmRNAワクチンがAMEDが実施する令和4年度「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業」の「重点感染症に対する感染症ワクチンの開発」に採択された。また、第一三共バイオテックに新製造棟を建設し、感染症パンデミック発生時にmRNAワクチンを迅速に生産できる体制を構築する。2024年度までに年2000万回分生産できる体制を整備すると報じられた。
ナノキャリアは、2023年1月にアクセリードとmRNA医薬品の研究開発・製造に関する包括的協業関係に関する契約を締結した。アクセリードは武田薬品の中核研究チームがスピンアウトした統合的創薬プラットフォーム企業Axcelead DDPとmRNA医薬品のCDMOを目指すARCALISを傘下に持つ。協業では外部リソース活用により固定費を削減し、製薬会社への導出確度が高い新規mRNA医薬品のIPを創出していくとしている。
明治グループのMeiji Seika ファルマとアルカリスは、共同申請していたmRNA医薬品・ワクチン製剤製造工場の建設計画が、経済産業省のワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業に採択された。
AGCは、ワクチン原料のmRNAを2025年にも生産できる体制を整える。