株テーマ:スーパーアプリ注目株の関連銘柄
スーパーアプリ関連銘柄。スーパーアプリは、メッセージや決済、ネット通販、飛行機やホテルの予約など日常的に使う様々なサービスを一括で提供する。
SBIホールディングスは、地銀と組んでスーパーアプリの展開を始めると報じられた。第1弾として2023年中に南都銀行で開始する。タクシー配車や料金支払い、行政書類の申請、税金の支払い、アルバイト先のあっせん、給料日前の電子マネーでの先払いなどを想定するとしている。
KDDIは、2020年1月に「au WALLET アプリ」を「au PAY アプリ」に名称変更し、1つのアプリで家計や日常生活にかかる全ての入り口となる金融サービスに強いスーパーアプリを目指すとした。KDDIグループのauフィナンシャルホールディングスは、銀行・決済・証券・アセットマネジメント・損害保険・生命保険などを営む企業を傘下に置き、au PAY アプリを中心にサービスを提供している。今後はおつり投資や公共料金の請求書払い機能などを追加し、金融に強いスーパーアプリを推進する。
ソフトバンクグループとソフトバンク、ヤフーが共同出資するPayPayは、決済機能をベースに金融サービスやPayPay内で発注から支払までを完了する機能などを拡充し、スーパーアプリへと進化させる。公共料金の支払や通信販売などの請求書払いの対応や経費精算機能、PayPayフリマの追加などを進めている。
TISは、スーパーアプリを提供する事業者と外部パートナーとのスムーズなビジネスコラボレーションを実現する「Widget配信プラットフォームサービス」を2020年9月から提供を開始する。通信キャリアや鉄道事業者、銀行などのスーパーアプリ事業者と飲食予約やモバイルオーダーなどの生活サービスを提供する事業者に提案し、2025年までにスーパーアプリ20社、サービス提供事業者200社の獲得を目指す。