株テーマ:マイナンバー制度の関連銘柄
・新着情報
・マイナンバーカードと健康保険証の一体化(24年12月2日以降は紙の保険証は発行されなくなる)
・マイナンバーカードと運転免許証の一体化(24年度末までに開始予定)
・出生届とマイナンバーカード申請書の一体化(24年12月までに実施予定)
2016年1月から始まる社会保障・税番号制度「マイナンバー」。政府は、「マイナンバー制度」で交付される「個人番号カード」に2020年をめどに健康保険証なども一元化し、カード1枚で身近なサービスを受けられるようにする、新たなIT戦略を決定した。2018年にも戸籍に適用することを検討との報道が手掛かりになり、地方自治体の対応が迫られる他、企業も対応する必要がある。複雑な行政手続きを簡素化するという目的なら用途はさらに拡がる可能性がある。マイナンバー管理システムには、特定個人情報保護委員会が公表している「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン」に準拠した管理機能も必要。
政府は、2024年秋をめどに現行の健康保険証を原則廃止し、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に切り替える方針。
厚労省は患者の診療履歴をマイナンバーカードで把握出来る仕組みを導入する。21年3月にメタボ健診のデーターを、21年10月には薬の処方情報も加える。利用者はマイナンバーカードの専用サイト「マイナポータル」で閲覧でき、医療機関は患者の診療履歴を一括で把握出来る。
マイナンバーカードと運転免許証や健康保険証を一体化し、スマホアプリでの利用も検討されている。運転免許証との一体化は早くて2026年中に開始される見通し。政府は2021年に預貯金口座と連動させるための法整備を行う。普及のため、マイナンバーカード未取得者へ向けて12月からQRコード付き交付申請書を発送する。菅首相は、一体化スケジュールを前倒し検討を指示した。
政府は運転免許証とマイナンバーカードの統合にも踏み込み、8000万人の運転免許証保有者を取り込めば、普及率は一気に上がる。都道府県の警察システムを共通のクラウドシステムに移行し、住所変更などはネット経由で利便性を高める。
政府の教育再生実行会議は、小中学生の学習履歴やテストの成績をマイナンバーにひも付けし、学習履歴の活用や教育ビッグデータの分析へ活用する仕組みを構築する検討に入った。