株テーマ：日本酒の関連銘柄
海外で日本酒がブーム。和食の世界遺産登録で注目されている。日本酒の輸出額は2016年に10％増の155億円と7年連続で過去最高を更新。政府はさらなる輸出拡大を目指す。海外の食品展示会に積極展開。日本企業と政府職員が参加し、現地のバイヤーらに取扱を働きかける。在外公館などの政府関係機関を活用したイベントも定期開催。日本酒を単品で売りこむだけでなく、酒造での生産法や味わい方など和食文化と合わせた情報発信を強化する。また、国内では酒造会社と組んで外国人向けの酒造ツアーを増やす。
物流面では、日立物流が日本酒を低コストで海外に保冷輸送するサービスを開始。兼松や伊藤忠商事などの商社が海外事業のノウハウが不足する国内中小食品メーカーを支援。販売地域や取扱商品を増やす動きもある。
ユネスコ＝国連教育科学文化機関の政府間委員会は、2024年12月に日本酒や焼酎、泡盛といった日本の「伝統的酒造り」を無形文化遺産に登録することを決めた。
